"BLUE BLACKの階段" 渋谷毅, 松風鉱一
渋谷さんのデュオ作は、渋谷毅オーケストラのメンバーと作っているとのことですが、ゆっくりペースで作られているので、まだまだ全然完遂にはなってません。
自blogで紹介しているのは下記2枚。
石渡さん "月の鳥" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485869251.html )
川端さん "蝶々在中" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/481276738.html )
他に、津上さん "無銭優雅"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00DFTKCD8/ )との盤を聴いてますが未紹介。
本作は、2009年の作品で松風さんとのデュオです。
松風さんは、以前はライブも見てますが最近とんとご無沙汰です。
アルバムは、2010年の"Lindenbaum Session"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59160542.html )が印象に残ってます。
渋谷毅(P)、松風鉱一(Sax,Cl)
演奏曲は以下のとおりで、すべて松風さんのオリジナル。
1.SHALLOW DREAM
2.ALONE'S BLUES
3.REQUIEM
4.TRASH FOR LUCKY 7TH.
5.KEEP STRAIGHT ON!(BLUES FOR NAOKO)
6.SUNDAY AFTERNOON
7.MD LADY
8.ずっと二人で
9.THE LADY OF SWAN
10.BLUE BLACKの階段
ゆったりめの曲が多めではあるが、それ以上にベース、ドラムがいないことで空いた空間をそのまま空間として残しておく音数の少なさが、よりくつろいだ雰囲気というか、ほっこりするような雰囲気を作り出している印象。
そしてこの演奏が、見事に両者の持ち味を引き出しておりアルバムの魅力に繋がっている。
ここのところ渋谷さんのピアノの魅力に麻薬的にハマっているところがあるが、そこにさらに松風さんのサックスが加わり、その味わいと相まってかなり良い雰囲気になっていて、両者の相性の良さが感じられる
数曲でフルートとクラリネットに持ち替えているがこれも良いアクセントになっている。
ベストは8曲めにします。
"BLUE BLACKの階段" 渋谷毅, 松風鉱一 (https://www.amazon.co.jp/dp/B002JQL3P4/ )
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