"Riverside" Oz Noy

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Oz Noyが昨年に続いてリーダー作を出してきました。
前作が2021年、その前が2019年なのでコンスタントにリーダー作を出せているってことになります。
この前作、前々作が多くのミュージシャンを曲ごとにとっかえひっかえしていましたが、本作は潔く3人だけで臨んでいます。

ベースのUgonna Okegwoはお馴染みですが、ドラムのRay Marchicaは初めての人だと思います。
Oz Noy(G)、Ugonna Okegwo(B)、Ray Marchica(Ds)

演奏曲はスタンダードを中心としたもので、こんな企画は初ではないかと思います。
01. All the Things You Are
02. Anthropology
03. Have You Met Miss Jones
04. Billie's Bounce
05. Riverside Blues
06. 6/8 Lunch Break
07. Out of Nowhere
08. Donna Lee
09. This Could Be the Start of Something Big
10. Sunny

ちょっとロックテイストを感じさせる4ビートや、スローな曲でもビートを効かせたリズムを元にすること。
バスドラの低音を効果的に使ってドスの効いたサウンドにすること。
そんなリズムをベースにすることで、Oz Noy の最近エモーショナルな雰囲気も併せ持ってきたけど、根本はコテコテのギターサウンドの美味しいところをしっかり聴かせるスタンダードに仕上がっている。
4曲めの Billie's Bounceがちょっとハワイアンを彷彿とさせるようにゆったりと奏でられるのも、Oz Noyのアルバムっぽい。
6曲めはなんとドラムソロ、8曲めのDonna LeeでのOz Noyによる早フレーズのテーマも凄いが、煽るバスドラの迫力がこれまた素晴らしい。
それにつけても、最後のsunnyの破壊力は凄まじい。

ベストは10曲めになってしまします。

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