"Bloom" Rosie Frater Taylor
このアルバムは、ネットの情報で知りまして、試聴したら個人的好みとして良い感じだったんで、買おうと思っていたら、聴かせてもらう機会を得てしまいました。
英国のシンガーソングライターで、どうやら現地では、配信リリースだけで、日本盤でだけCDが出ているようです。
宣伝文句に「英国メディアの間で「まるでジョニ・ミッチェルとパット・メセニーが出会ったよう」「ジョン・メイヤーの女性ヴァージョン」と賞賛とありまして、ジョン・メイヤーはよくわからんですが、前者のたとえはそそられるものがあります。
メンツは以下の通りで、知ってる名前はありません。英国のしかもジャズ界隈ではないミュージシャンだと思います。
Rosie Frater-Taylor(Vo,G)、Steve Taylor(Ds)
Seth Tackaberry(B:1-3,5,6,8-11)、Hugo Piper(B:4,7)
Matt Carter(P:4,5,7)、Chris Hyson(P:2,12)、Conor Albert(Rhodes:1,10)
演奏曲はすべて、Rosie Frater Taylorのオリジナル。
01. Think About You
02. Dreams
03. Just My Type
04. Better Days
05. Hey
06. Not Broken
07. Crazy
08. Wandering
09. Where to Now
10. Be So Kind
11. I've Seen Days
12. Wavy
8ビートを中心とした、フォーク、ポップスといった曲調
最近流行りのアメリカーナとかカントリーの要素は希薄なのは、欧州の人だからでしょう。
個人的感覚としては、Camila Mezaに近いと言ったほうがぽい気がするコンテンポラリジャズボーカルといった様相で、上述の Joni Mitchell の雰囲気に近いものはあるのかもしれないが、Joni MitchellとPat Methenyで想起される "Shadows and Light" の雰囲気とはちょっと違う
ギター、ベース、ドラムと、シンプルな楽器編成が中心となっていて、特にギターが良い味を出しているのがPat Methenyが宣伝に出てくる理由だと思うが、Camila Mezaとの共通点のほうが多いと思うし、Joni Mitchellほどバタ臭い感じもない。
もっとも、宣伝文句にCamila Mezaを出してきても誰もわからないけど。
女声の声質も個人的には好み。
3, 6とか10曲めでの、ボイスとギターのユニゾンが格好良く、このあたりもRosie Frater Taylorのボーカルとギターとが素晴らしいと感じるところ。
このアルバムは、かなり良いと思う。
ベストは1曲めでしょう。
"Bloom" Rosie Frater Taylor (https://www.amazon.co.jp/dp/B09SYW39DW/ )
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