"Rituals" Chris Potter
ジャケットには、Jim Mcneely, Frankfurt Radio Big Band Feat.Chris Potterと記載されているが、Jim Mcneelyは演奏には加わっていないようなので、タイトルはChris Potterとした。
前半のRitualsは、ストラヴィンスキーの春の祭典のオマージュなんだそう。
後半は、Chris Potterの曲をJim Mcneelyがビッグバンド用にアレンジした作品。
細かいところは、https://www.kinginternational.co.jp/genre/dmchr-71404/ 他各所で紹介があるのでそれを読むと判ると思います。
メンツは、ビッグバンドは割愛します。
Chris Potter(Ts)
Frankfurt Radio Big Band
演奏曲は前述の通り、RitualsはJim Mcneely作、残りの4曲はChris Potterの作品
1.Rituals - Adoration I (06:58)
2.Rituals - Adoration II (05:12)
3.Rituals - Adoration III (02:16)
4.Rituals - Sacrifice I (07:40)
5.Rituals - Sacrifice II (06:36)
6.Rituals - Rebirth (04:21)
7.Dawn - (07:46)
8.The Wheel - (08:45)
9.Wine Dark Sea - (08:32)
10.Okinawa - (10:22)
ストーリー性の感じられるドラマチックな展開でしっかりと作り込まれている、ビッグバンドで奏でられる主題と間奏。
そこにChris Potterのソロが相当な存在感を持って登場する。
ビッグバンドとChris Potterは、譜面の構築美と即興の演奏の力感という感じに、扱いが明瞭に区切られており、主体になる演奏がどっちかでサウンドの表情は結構変わってくる。
ソロイストはChris Potter以外にもバンドから数人出ているが、それぞれの演奏のインパクトの差の前に、扱いの差が大きいのはタイトルにある通りフィーチャという扱いの通り。
そんなわけで、ビッグバンド作ではあるが、明らかにChris Potterを聴くべきアルバムと言える。
Jim Mcneelyのアレンジが、Chris Potterをもしっかりリスペクトしているということなんでしょう
Chris PotterがChris Potterでござい!ってな演奏をぶちかましているから満足度は高い
ベストは8曲め
"Rituals" Chris Potter (https://www.amazon.co.jp/dp/B09QMGCNRP/ )
この記事へのコメント
ご紹介がなければ,全く認知することなく終わっていたと思うと恐ろしいですが,本当にいい作品でした。ご紹介に感謝します。
ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2022/06/post-b35646.html
自分も中年音楽狂さんのblogからいろいろ落穂拾いをさせていただいてますし、
お互いさまということで、これからもよろしくお願いします。