"Sacred Heart Univ 1986" Donald Fagen
Donald Fagenの1986年の音源ってのを見つけたので、bootlegなんですが速攻買いを決めて買い込んできたもの。
一般的には、Donald Fagenの音楽活動として、1982年に"NightFly"をリリースしたあと1988年に"Century's End"がシングルリリースされるまで表舞台に出てくるような場面はなかったと記憶しているし、公式にもそういうことになってはいます。
そんな期間にあたる1986年に演奏をしていてその音源が残っているのか!!と驚いた次第。
メンツも豪華で、ジャズな面々が揃っていて、興味がいや増す。
Donald Fagen(Kbd)、Hiram Bullock(G)、Steve Jordan(Ds)、Will Lee(B)
演奏曲は、EW&F, James Brown, Rod Stewartなんかを取り上げているところもなんとも凄い。
1. Peg
2. That's The Way Of The World
3. Funky Good Time Blues
4. Josie (13sec version)
5. You Wear It Well
6. Four
7. Late Nite Theme
曲目の記載の通り、Steely Dan , Donald Fagen 界隈の曲は僅少。
残りは、ファンク系、ブルース系の曲調で、Donald Fagenの嗜好に合った選曲がされていると推測したが、どうなんでしょう。
拍手が少ない感じから、広くお客さんを入れてのセッションライブってわけではなく、ごくごく内輪でのライブセッションといった様相。
フロントを主に担うのはギターで、縦横無尽に音数が多い場面は空間を埋め尽くすが如くに音を詰め込み、要所もギターサウンドが響いてくる。このギターがHiram Bullock!
Donald Fagenのキーボードもそこそこ前面に出てきて、Hiram Bullockとともにソロもたっぷりと聴かせてくれていて満足度は高い。
音は宣伝にあるほどの高音質ではないが..。
Will LeeのベースとSteve Jordanのドラムのグルーヴもすこぶる格好良い。
なんだかんだでHiram Bullockの見せ場が多く、弾きまくるところはそれでもかと弾き倒してきて気持ち良い。
6曲めが、Miles Davisで有名なジャズ曲で、ここでは唯一の4ビート。
4ビートジャズでソロをとる、Hiram BullockとDonald Fagenってのもかなりレアだと思う。
全体的に満足度は高いが、ベストはえいやと2曲めにします。
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