"Return From The Stars" Mark Turner
Mark Turnerのリーダー作って最近ないなぁという印象だったが、2019年の下記作依頼の紹介。
"Meets Gary Foster" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64831721.html )
完全な単独名義だと2014年まで逆のぼるのか??
"Lathe Of Heaven" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62908331.html )
ただ、本作の録音は2019年のようなので、現在の活動がどうなっているのかは...。
本作はその2014年の作品と同様のピアノレス、トランペット入りのカルテットという編成。
メンツは、ベースのJoe Martinが不変という布陣。
Mark Turner(Ts)、Jason Palmer(Tp)、Joe Martin(B)、Jonathan Pinson(Ds)
演奏曲は、すべてMark Turnerのオリジナル。
1.Return From The Stars
2.Terminus
3.Bridgetown
4.It’s Not Alright With Me
5.Nigeria II
6.Waste Land
7.Unacceptable
8.Lincoln Heights
テーマから即興ぽい印象もある抽象的な気配の曲が多め。
もっとも、テーマは2管のユニゾンで奏でられる場面が多いので、しっかりと作曲されたものであることがわかる。
全体に、抑揚とかメリハリがあるというよりは、淡々と進行していく印象になるが、テンポ感はしっかりしていて、そのテンポもそこそこの速度はあるので、聴いていてダレる感じはない。
主旋律はサックスで、トランペットがハーモニー系を担ってテーマを奏で、サックスソロになだれ込む展開が主体。
即興になると音数は増える傾向だが、曲の雰囲気は変わらず淡々とした演奏だが、コントロールされたサウンドでありながらテンション高く聴き応えはある。
インスピレーション系の攻めたバッキングのドラムとベースも格好良い。
ベストは3曲めにします。
"Return From The Stars" Mark Turner (https://www.amazon.co.jp/dp/B09QXLLBM6/ )
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