"Return From The Stars" Mark Turner

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Mark Turnerのリーダー作って最近ないなぁという印象だったが、2019年の下記作依頼の紹介。
完全な単独名義だと2014年まで逆のぼるのか??
ただ、本作の録音は2019年のようなので、現在の活動がどうなっているのかは...。

本作はその2014年の作品と同様のピアノレス、トランペット入りのカルテットという編成。
メンツは、ベースのJoe Martinが不変という布陣。
Mark Turner(Ts)、Jason Palmer(Tp)、Joe Martin(B)、Jonathan Pinson(Ds)

演奏曲は、すべてMark Turnerのオリジナル。
1.Return From The Stars
2.Terminus
3.Bridgetown
4.It’s Not Alright With Me
5.Nigeria II
6.Waste Land
7.Unacceptable
8.Lincoln Heights

テーマから即興ぽい印象もある抽象的な気配の曲が多め。
もっとも、テーマは2管のユニゾンで奏でられる場面が多いので、しっかりと作曲されたものであることがわかる。
全体に、抑揚とかメリハリがあるというよりは、淡々と進行していく印象になるが、テンポ感はしっかりしていて、そのテンポもそこそこの速度はあるので、聴いていてダレる感じはない。
主旋律はサックスで、トランペットがハーモニー系を担ってテーマを奏で、サックスソロになだれ込む展開が主体。
即興になると音数は増える傾向だが、曲の雰囲気は変わらず淡々とした演奏だが、コントロールされたサウンドでありながらテンション高く聴き応えはある。
インスピレーション系の攻めたバッキングのドラムとベースも格好良い。

ベストは3曲めにします。

"Return From The Stars" Mark Turner (https://www.amazon.co.jp/dp/B09QXLLBM6/ )

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