"Soundtrack" Jeremy Pelt
Jeremy Peltの新作は、レギュラーバンドによるもので、2019年以来ということになる。
"Jeremy Pelt The Artist" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64779186.html)
ただし、この時はゲスト的に数曲でだけ入っていたVibraphoneのChien Chien Luが完全レギュラー化している。
このバンドは、上記アルバムがリリースされたタイミングでのライブを見ていて、そのときすでにレギュラーにはなっていた。
"20191129" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/471855325.html )
Jeremy Peltは毎年コンスタントにアルバムを出していて、このあとの2020年2021年のアルバムはこのレギュラーバンドではなかったがしっかりコンスタントに活動はしていたということ。
メンツは、上記の通り不動のレギュラーバンドに2人のゲストが入ったもの。
Jeremy Pelt(Tp)、Chien Chien Lu(Vib)、Victor Gould(P,Rhodes)、Vicente Archer(B)、Allan Mednard(Ds)
Anne Drummond(Fl:4,5)、Brittany(Mellotron:5,Moog:7)
演奏曲はすべてJeremy Peltのオリジナルで全部で10曲。
1.Picking Up the Pieces 6:21
2.Soundtrack 5:59
3.Be the Light 6:35
4.Part 1: The Lighter Side 0:27
5.Part 2: The Darker Side 3:56
6.Elegy 3:16
7.I’m Still Standing 3:45
8.I Love Music 4:19
9.Shifting Images 5:26
10.You and Me 4:10
冒頭曲の前半は4ビートだが、以降は8ビートの曲が多めで、16ビートの曲も出てくるか。
ピアノ、ベースがエレクトリックを使う曲が半分くらい入っているがアコースティック主体のコンテンポラリジャズの範疇と言った演奏。
さらにビブラフォンが入ることで、よりしなやかでスウィングするような演奏に繋がっているような印象
Jeremy Peltの貫禄も感じられる余裕のある演奏も実に頼もしい
白眉はChien Chien Luのビブラフォンで、前述のライブのときも良い演奏を聴かせていたが、ここではより前面に出てくる場面も増え、ソロも多くとっていて素晴らしい演奏を聴かせている。
Allan Mednard のドラムが、しなやかさを感じる大きな要因になっている印象。
曲調に良くあった絶妙なドラミングだと思った。
このアルバムの印象を作っているのは、ドラムとビブラフォンが多くを担い、エレピの柔らかな音色が補完しているような感じか。
ベストは3曲め
"Soundtrack" Jeremy Pelt (https://www.amazon.co.jp/dp/B09RQ21GSX/ )
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