"Good Spirits" Alexander Claffy

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Alexander Claffyのリーダー作を買うのはこれが2枚め。
前作もメンツ買いをしていて、おもにKurt Rosenwinkelの参加が目当てだったが、本作もメンツ買いをしていて、こちらはNicole Gloverが気になっている。

他のメンツは、Joe Farnsworthは有名、Benny Benack IIIは上記Alexander Claffy盤に入ってた人。
Alexander Claffy(B)、Julius Rodriguez(P)、Joe Farnsworth(Ds)
Benny Benack III(Tp)、Nicole Glover(Ts)

演奏曲は、オリジナル2曲(2,6)に、McCoy Tyner(1), Michel Legrand(3), Harold Mabern(4), Joe Henderson(5), Toninho Horta(7), Freddie Hubberd(8)で全部で8曲。
1.Inner Glimpse
2.For The Great Gerald Cannon
3.I Will Wait For You
4.There But For The Grace Of
5.Isotope
6.Beeb's Lament
7.Beijo Partido
8.Straight Life

1曲め冒頭のテーマを2管のユニゾンで奏でるが、その後ろのピアノが凄く、バックであれだけ弾き倒すピアノも珍しい。
そのあとのサックスソロのバックでも弾きまくる弾きまくる。
そのサックスのゴリゴリの骨太な演奏がこれまた強烈で、Nicole Gloverやっぱり凄いと、あらためて認識。
それに呼応してなのか、Benny Benackも、ハードバピツシユにゴリゴリの演奏を聴かせている。
こんなスタイルの演奏だと、Joe Farnsworthのドラムは映えるなぁというのも実感した。
全体としては、典型的ハードバップを模範とした演奏。
特にジャズメッセンジャーズを意識していることは、6曲めにブルースマーチを一節入れてきてることでうかがいしれる。
アルバムの中では、7曲めが異色で、しっとりとしたToninho Hortaの名曲が聴ける。
ピアノはずっと弾きまくりな演奏だが後半でエレピに変える曲が出てきて、そうなるとそう目立たなくなるか

ベストは2曲めにします。

"Good Spirits" Alexander Claffy (https://www.amazon.co.jp/dp/B09Q6CFGJP/ )

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