"Alive -Live At Diese Onze Montreal" Jean Michel Pilc

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Jean Michel Pilc。実に面白い演奏をする人なんですが、なかなか話題にはならないですねぇ
アルバムもそこそこコンスタントに出しているんですが、(当然ながら)欧州リリースなんで、お値段少々高め、入ってくる量も少ないんじゃないかと思います。
出たら買いしているので、このblogでのアルバム紹介は、たくさんになってます。
 "TOGETHER - Live at SweetBasil Vol.1"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56971137.html )
約7年前にはライブでも体感しています。

近作はソロが多かったようで、上記の上2枚(2018,2015)はソロだったので、久々のトリオってことになりそうです。
Jean Michel Pilc(P)、Remi-Jean LeBlanc(B)、Jim Doxas(Ds)

1 Softly as in a Morning Sunrise
2 11 Sharp
3 Nardis
4 All Blues
5 Alive

Jean Michel Pilcの魅力は、これまでのアルバム紹介でも書いているように、スタンダードのテーマ部分を、絶妙かつ巧妙に崩して聴かせ、さらに別の曲をちらっと混ぜてくる。
その塩梅と巧さ、さらにそんなテイストを維持したうえでの即興の凄さ、楽しさだと思っている。
そんな魅力に惹かれてから20年は経っていると思うが、最新盤のここでもその魅力はしっかり出ており、冒頭曲から魅力ある演奏を楽しませてくれる。
Jean Michel Pilcの作り出すちょっと変わった独特なジャズといった風情をベースとドラムも、ライブならではの程よく熱気を孕んだ煽りと共に、Jean Michel Pilcの魅力を引き出す引き立てるような演奏をしていて、実に素晴らしい。
収録曲は5曲と少ないが、すべて10分を超える熱演で、満足度はかなり高い。
3曲めのちょっと怪しい雰囲気のアレンジも秀逸。

ベストは2曲めにしましょう。

"Alive -Live At Diese Onze Montreal" Jean Michel Pilc (https://www.amazon.co.jp/dp/B09S3XF7MJ/ )

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