"In Common 3" Walter Smith III
In Common はユニット名なのかアルバム名なのか、いまだに良くわかっていませんが、そんなあるバムも3枚めを数えるようになりました。
"In Common" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64746379.html )
"In Common 2" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475959127.html )
とはいえ、メンツは少しずつ変化していまして、同じ構成で並べると、フロントの2人は不変で、リズムにあたる3人はすべてのアルバムで異なっています。
いずれも凄いメンツなところが凄いんですが。。
Walter Smith III(Ts)、Matthew Stevens(G)、Joel Ross(Vib)、Harish Raghavan(B)、Marcus Gilmore(Ds)
Walter Smith III(Ts)、Matthew Stevens(G)、Micah Thomas(P)、Linda May Han Oh(B)、Nate Smith(Ds)
本作のメンツは、以下の通り。リズムの3人総とっかえ状態で、凄い面々を揃えています。
Walter Smith III(Sax)、Matthew Stevens(G)、Kris Davis(P)、Dave Holland(B)、Terri Lyne Carrington(Ds)
演奏曲は、アルバムにクレジットはなさそうだったんですが、たぶん全部メンバーオリジナルってことで良いんでしょう。
1.Shine
2.Loping
3.Oliver
4.Hornets
5.Orange Crush
6.After
7.Lite / For
8.Some Time
9.Shutout
10.Reds
11.Variable
12.Prince July
13.Dust
14.Familiar
15.Miserere
1曲めが、サックスギターによる小品、3曲めピアノサックスにギターのエフェクト的な音、5曲めはメカニカルなリズム。
7曲めとか電子音みたいなのが入ってる曲もあったり、11曲めはフリーな気配。
いろいろなサウンドがごった煮的に入ってくるが、これまでの2枚がこんなに多種多様な曲が入っていたか!?と戸惑うくらい。
そんななんで、曲を追って聴いていくと散漫になってちょっと聴きどころをつかみにくい。
が、曲ごとに主役が変わる各人の演奏を主体に聴く体制で望めばその楽しさを享受できると思う。
変幻自在なMatthew Stevensのギターの表現のおもしろさ。
Walter Smith IIIのサックスの丁寧に奏できれいに響く朗々としたサウンド。
Dave Hollandの存在感のある安定したベースプレイ。
Terri Lyne Carringtonのドラムは、ひさびさに聴いたと思うが、貫禄すら感じさせる、落ち着いていながらノリの良さも見せるドラミング。
いずれも盤石かつ聴き応えのあるで満足度が高い。
ベストは2曲めにしましょう
"In Common 3" Walter Smith III (https://www.amazon.co.jp/dp/B09NSSC7FJ/ )
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