"Duo" 類家心平 / 中嶋錠二
トランペットの類家心平と、ピアノの中嶋錠二とのデュオ作。
これは聴かせてもらう機会をいただきました。
類家心平参加の近作が錚々たるもので、最近の活躍が目覚ましいことが良くわかる。
江藤良人のライブ盤 "Live Album 2020" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484946188.html )
DC/PRGの最終作 "20Years Holy Alter War-Mirror Ballism Tour LIVE" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484130894.html )
ONJQの"Hat and Beard" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/478100006.html )
林栄一のオーケストラ作 "Naadam 2020" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/478099856.html )
リーダー作も
"Lady's Blues" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64832143.html )
といった感じで、こちらは久々。
ピアノの中嶋錠二は、そのリーダー作に参加している盟友ということになる。
類家心平(Tp)、中嶋錠二(P)
演奏曲はカバー曲多めで、Paul Motian, Miles Davis, Pierre Barouh, Antonio Carlos Jobim, Duke Ellingtonが並ぶ。オリジナルは類家が3曲提供。
1.Blue Midnight
2.Amarilla Flor
3.Boplicity
4.Plus fort que nous
5.Ambergris
6.Dear
7.Bye Bye Bkackbird
8.Luiza
9.Vida
10.Suiren
11.In A Sentimental Mood
主にドラムがいないが故と推測するが、牧歌的雰囲気に包まれた演奏が多め。
類家のちょっとかすれさせた低音、ビブラートをあまりかけない、曲によってミュートをかけるが必要なだけの音数によるトランペット。
ひっそりと、しかししっかりと寄り添うようなピアノとのコンビネーションが実に見事
曲は、ほぼゆったりめの優しさの感じられるような曲調か並ぶ。
しっとりとゆったりと、両者の作り出す音空間に身を委ねる心地良さを堪能するような感じ。
7曲め10曲めあたりがいく分攻めた演奏で、良いアクセントになっている。
ベストは9曲めに
"Duo" 類家心平 / 中嶋錠二 (https://www.amazon.co.jp/dp/B09VCV9TCV/ )
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