"John Scofield" John Scofield
John Scofieldのリーダー作を聴くのは2020年の前作以来
"Swallow Tales" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475959184.html )
本作は、初のソロアルバムということで話題になっているもの。
アルバムタイトルが自身の名前というのもたぶん初で、気合い入ってんなな感じを醸している。
とはいえ、本作も聴かせてもらっている身ではありますが...。
John Scofield(G)
演奏曲は、自身のオリジナルが5曲、トラディショナルが2曲、他にKeith Jarrett, Hank Williams, スタンダードにといった布陣。
1.Coral
2.Honest I Do
3.It Could Happen You
4.Danny Boy
5.Elder Dance
6.Mrs. Scofield Waltz
7.Junco Partner
8.There Will Never Be Another You
9.My Old Flame
10.Not Fade Away
11.Since You Asked
12.Trance De Jour
13.You Win Again
左めに主旋律を奏でるJohn Scofield、右に伴奏のJohn Scofieldという立ち位置?
主旋律のほうは、タッチ強めの意志の強さを感じさせるようなサウンド。
ほんのりと効くビブラートが心地良い。
他方伴奏にあたる演奏は、柔らかな音色でしっとりと優しく響くような演奏とメリハリをつけている。
曲は、オリジナル、スタンダードに、アメリカーナな気配の曲を配したような塩梅で、昨今のJohn Scofieldが好んでいるようなものが並ぶ。Bill Frisellからの影響なんかもあるのかも。
往時のJohn Scofieldぽいアウトする変態フレーズはほぼ登場してないので、そっち方面を期待すると…。
ただ、年を経たJohn Scofieldならではの味わいの深さみたいなものに感化されると、その魅力にどっぷりとはまることになる。
そんな作風に仕上がっているという印象。
ベストは10曲めにします。
"John Scofield" John Scofield (https://www.amazon.co.jp/John-Scofield/dp/B09V351RNG/ )
この記事へのコメント