"Belladonna" Mary Halvorson
Mary Halvorsonはけっこうな多作家で、全部買ってると大変なことになりそうなのですが、いくつかは聴かせてもらい、いくつかは買って聴いて、いくつかは聴き逃しています。
近作は以下の通り。
"Artlessly Falling" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/479320157.html )
Thumbscrew
"Never Is Enough" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/486161053.html )
"The Anthony Braxton Project" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/477610735.html )
本作は、2枚同時発売で、"Amaryllis"とともにリリースされたもの。
過去にも2枚同時発売はありまして、下のを紹介しています。
こういうのも多作感を増長させます。
2枚の差はおもにメンツにあって
こちらは弦楽四重奏との共演で、弦楽器だらけのメンツということになります。
Mary Halvorson(G)、
Olivia De Prato(Vln)、Maya Bennardo(Vln)、Victor Lowrie Tafoya(Viola)、Tyler J. Borden(Cello)
1.Nodding Yellow
2.Moonburn
3.Flying Song
4.Haunted Head
5.Belladonna
弦楽器を主体にした演奏で、クラシック音楽な雰囲気も醸しつつ、現代音楽からジャズな気配も持たせたような演奏。
ピチカートも交えながら、不協和音を少し混ぜたようなちょっと不安感を煽る弦楽器によるアンサンブルに、Mary Halvorsonの空間を歪ませるようなあのサウンドが不安定さを上乗せしていくような様相。
弦楽器で雰囲気は変わっているし、端正な雰囲気を持ちながら不安定さを感じさせるMary Halvorsonの音楽が持っている魅力はしっかり感じられて、満足度は高い
ベストは5曲め
"Belladonna" Mary Halvorson (https://www.amazon.co.jp/dp/B09VLJ1JR4/ )
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