3ギターズ(20220819)

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中牟礼貞則(G)、市野元彦(G)、井上銘(G)
もう相当回数演っているらしい、20代、40代、80代(現在は、30代、50代、80代になっている))のギタリストによる3ギターズ。
見てたつもりだったが、自blogを漁ってみたら、実はこれまで見る機会を逸していたよう。
この3人のトリオは1度は見ておこうと、このタイミングでの参戦となりました。

開場10分後くらいに赴いて先客は1人。最終的には、開演後の来場も含めてフルハウスだったんじゃないかと思う。
ほぼ定刻に演奏開始。
演奏曲は、その場で話し合って決めて演奏を始めるのがパターンで、その曲は銘くんが提案することが多かったか。
最初の曲が、All the things you areで、中牟礼さんのMCが秀逸で、各人のこの曲の演奏歴を聞いていて、50年、30年、15年と判明したところで演奏スタート。
次が、Stella by star lightを3人で。その後、市野、井上、中牟礼の順でソロでの演奏を披露して1stセット終了。
短めの休憩をはさんで、2ndセットはBeautiful loveから。

終始中牟礼さんのペースで演奏が進んでいく感じで、イントロ、テンポ、エンディングの持って行き方とか、中牟礼さんの音に反応して、市野さん、銘くんがそれぞれに音を紡いでいくと、そのサウンドに呼応して3者の演奏がまた発展していくような展開。
3人だと呼応する相手が2人いるわけで、どう反応するかの判断材料が(同じギター奏者なので)並列に2つあることになり、それを瞬間的に反応して音にするのは、相当な集中力と即応できる技量が必要でかなり疲れるんだろうなと推測。
3人での演奏は全体で3曲だけなのはそういうことなんでしょう。
3人がそれぞれの演奏に反応しつつ、それでいて3者3様のサウンドが有機的に絡み合ってスリリングでありながら、妙に心地良いサウンド。
市野さんも銘くんも実に嬉々として演奏をしているところは、このトリオを楽しんでいることを感じさせる。
2ndセットは、3人での演奏のあと、デュオ3組の演奏(中牟礼,市野、中牟礼,井上、市野,井上)での演奏、最後に3人での演奏でAlone Togetherで締めくくり。
最後の曲が終わった後、アンコールの拍手がはじまったところで、中牟礼さんが演歌なフレーズをちろっと弾いた後、幼少の頃の話になって、戦後間もない時期のNHKのど自慢に出たことがあるとか…。興味深い話をされてました。
中牟礼さんが、これがこの3人での最後の演奏だと、冗談だか本気だかの話を始めたが、さっきスケジュールの調整をしてたんで次もあるようだと話しが進み、市野さん(銘くんも)「まだまだやりたいぞ」な意思表示の拍手をしていたのがこの演奏を本当に楽しんでいるんだなと実感させる場面だった。

次回は年内のうちにはありそう。

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