"Ascent To The Blues" Alex Sipiagin
前々作が3管 "Nofo Skies"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/469446232.html )、前作がワンホーン "Upstream" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/483148164.html )のアルバムをリリースしてましたが、本作は2管編成ということになります。
その相方には、最近話題の多いDiego Rivera。
最近作を先日紹介したばかりで、実はこのアルバムとメンツが一緒というw
そんなピアノトリオが、前作からも継承のArt Hiraharaトリオで最近の鉄壁トリオと言って良いでしょう。
Alex Sipiagin(Tp)、Diego Rivera(Ts)、Art Hirahara(P)、Boris Kozlov(B)、Rudy Royston(Ds)
演奏曲は、Alex Sipiaginのオリジナルが7曲(1,3,5,6,7,8,10)、Wayne Shorterが2曲(4,11)、Woody Show(2)、トラディショナル(9)で全部で11曲。
1.Dolphin’s View
2.Blues For Wood
3.Doppio
4.Infant Eyes
5.Hindsight
6.No Doubts
7.Rush Hour
8.One More Shot
9.Novgorod Bells
10.Sandrigo Blues
11.Twelve More Bars To Go
8ビート、4ビートの王道系ジャズ。
メンツがメンツなだけに、しっかりと安定の演奏になっており、程よくノリの良い元曲を素材にすることで、曲の良さを引き出しつつ軽やかなサウンドに仕上げている。
サックスが最近聴く頻度の高いDiego Riveraだが、絶賛売り出し中なのか、安定の実力を評価され出したのか。
たしかにここでもちょっと骨太でテンション高めのサウンドで、正統的に良い演奏と言える。
リーダーのAlex Sipiaginのトランペットとは良いコンビネーションかできていると思うが、Diego Riveraのリーダー作で、すでに共演済みというのもあるんでしょう。
リズムの3人はこれまで紹介しているアルバムを見ればわかる通り、レギュラートリオで、はたまたそのうちの二人でと、引く手あまたな状態で多忙を極めていると思うが、それだけ起用されている実力と安定の技量は特筆すべきものがあると思う。
レギュラートリオの新作も昨年出てました。
"Open Sky" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484130859.html )
できることなら Rudy Roystonにはもうちょっととんがったサウンドのバンドで叩いてもらいたい気もしているが..。
ベストは7曲めにしましょう
"Ascent To The Blues" Alex Sipiagin (https://www.amazon.co.jp/dp/B09XGMQXQN/ )
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