"Every Note Is True" Ethan Iverson

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2020年にThe Bad Plusから脱退したEthan Iversonの脱退後2枚めのリーダー作。
前作は、2管クインテットにUmbria Jazz Orchestraを従えた大所帯でのBud Powell曲集。
 "Bud Powell In The 21st Century" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/481860449.html )
本作は、うってかわって堅いメンツを従えたピアノトリオ作。
ただ、出足が悪かったのか、宣伝がうまくなかったのか、自分も入手までかなり時間がかかってます。
最近は在庫も潤沢にあるようだが、あまり話題にはなっていない印象。

メンツは下記のとおり、凄いんですけどね..。
Ethan Iverson(P)、Larry Grenadier(B)、Jack DeJohnette(Ds)

演奏曲は、Jack DeJohnetteが1曲(5)提供していて、残りはEthan Iversonのオリジナルという布陣。
1.The More It Changes
2.The Eternal Verities
3.She Won’t Forget Me
4.For Ellen Raskin
5.Blue
6.Goodness Knows
7.Had I But Known
8.Merely Improbable
9.Praise Will Travel
10.At The Bells Of Motley

冒頭歌から始まってちょっとのけぞるが、2曲め以降はピアノトリオの演奏になるので、そこからが本編という認識。
4ビートのオーソドックスな演奏が大半を占め、スウィング感もたっぷりとあるが、テンポはゆったりめ。
ピアノの響きを綺麗に引き出しながら、美麗なフレーズを繰り出してくるフリーな要素もとんがった雰囲気もほぼ皆無。
Ethan Iversonがリーダーだとすると、ちょっとおとなしい印象で、個人的先入観では"らしくない"と感じるが、こういう演奏もしっかりこなせる旨さ巧みさを見せつけているとも言える。
Jack DeJohnetteのドラムが、パワフルとか暴れ回るようなという印象ではないが、インスピレーションから叩き出される貫禄のドラミング。
ピアノ、ベースがオーソドックスな演奏という印象なので、もしかしたらその対比としてJack DeJohnetteを聴くべきアルバムなのかもしれない。
Larry Grenadierのベースは盤石でウォーキングを主体に王道的なバッキングで信頼性が高い。

ベストは3曲めにします

"Every Note Is True" Ethan Iverson (https://www.amazon.co.jp/dp/B09LGGSWHV/ )

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