"Inner Spirit" Bill Evans
初めて買ったジャズのアルバムが、"At The Montreux Jazz Festival"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a10166931.html )だったことは過去にも何度か書いていたと思いますが、
その後、Riversideのコンプリート盤(12枚組)、Verveのコンプリート盤(18枚組)、Final Village Vanguard(6枚組)とか箱を買い漁ったりしてました。
が、とくに晩年のMarc Johnson, Joe LaBarberaのトリオは、最晩年(1980)は前述の箱とか聴いているが、公式音源も含め70年代の演奏はあまり聴いていないのが実情。
先日、この発掘音源を聴かせてもらい晩年でもアグレッシブな演奏をしていたことをあらためて認識し、そのまま借りてきて全貌を聴かせてもらった次第。
1979年にBuenos Airesでのライブ音源で、メンツは晩年のレギュラートリオである3人。
Bill Evans(P)、Marc Johnson(B)、Joe LaBarbera(Ds)
演奏している曲も愛奏曲といえるものが並んでいるという認識で合っていると思います。
Disc 1
1.Stella by Starlight
2.Laurie
3.Theme from M*A*S*H
4.Turn Out the Stars
5.I Do It For Love
6.My Romance
7.Letter To Evan
Disc 2
1.I Loves You, Porgy
2.Up with the Lark
3.Minha (All Mine)
4.Someday My Prince Will Come
5.If You Could See Me Now
6.Nardis
選んでいる曲がお馴染みのものが大半というのもあるが、和音の付け方、リフの入り方、即興でのフレーズとか
Bill Evansだなぁと感じるのは、当然といえば当然。
自分の印象から離れているなと感じるのが、タッチがいくぶん強めというか抑揚のつけ方が強めというか、メリハリのある演奏になっていることで、これまで自分が聴いてきた演奏と比べてもアグレッシブな印象。
Marc Johnsonが快調なのも影響しているのかもと思ってみたり。
最晩年の音源を所有はしているが、もっと繊細な演奏をしていた印象なので、この演奏はちょっと驚きも感じつつ聴いている。
晩年ちょっと前はこんなにもアグレッシブな演奏をしていたのねという驚きと、当然だがいろんな時代の音源を満遍なく聴くべきだよなという自戒を持って聴かせていただきました。
そんなわけで、先日の命日(9月15日)に、いつものお店で1970年後半の音源を多く聴かせてもらってきました。
実は、"You Must Believw in Spring" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BB8923Y1/ )とか持ってないんですよね..。
ベストはd1の6にします
"Inner Spirit" Bill Evans (https://www.amazon.co.jp/dp/B09QNZBV2C/ )
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