"Fly Moon Die Soon" 黒田卓也

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黒田卓也の3枚めのリーダーアルバムで、2020年にリリースされたもの。
これがリリースされた際には、あまり食指が動かずスルーしていましたが、先日図書館で見つけて借りてきたものです。
これまでの2作は購入して聴いています。

メンツですが、これまでNY在住であちらが活動拠点というふうに思っていたんですが、本作は日本人ミュージシャンが多数参加していて、もしかしたら録音は日本と米国とで行っているのかもしれないです。
そして、日本での活動も増えてきているんじゃないかと推測(ライブ情報とか未確認なので憶測)
黒田卓也(Tp,Key)
Cory King(Tb,Vo)
Craig Hill(Ts)、馬場智章(Ts)
大林武司(Key)、Chris McCarthy(Key)、泉川貴広(Key)
荻原 亮(G)、吉田 智(G)
Rashaan Carter(B)、Solomon Dorsey(B)、Burniss Travis(B)、中村恭士(B)
Adam Jackson(Ds)、Zach Mullings(Ds)、小川慶太(per)
Alina Engibaryan(Vo)、Paola Arcelli(Vo)、角銅真実(Voice)
YonYon(Rap)、MELRAW(Programming)

演奏曲は以下の通りで、すべて黒田のオリジナルでしょう(未確認)。
10曲めが日本盤だけのボーナストラック。
01 Fade
02 ABC
03 Change
04 Do No Why
05 Fly Moon Die Soon
06 Moody
07 Sweet Sticky Things
08 Tell Me A Bedtime Story
09 TKBK
10 Do No Why Rework with YonYon

NY最先端ジャズになると思うが、こんな感じのサウンドをいろいろ聴いているわけではないので大雑把な印象になってしまうのだが、バカの一つ覚え的にRobert Glasperの名前を出すが、彼を始祖としたブラックミュージックを元としているジャズ、はたまた低音をしっかり効かせたブラックミュージックといった様相で、いくつかの曲ではボーカルがフィーチャーされている。
リズム、フレーズ、それぞれの楽器と、いろいろが、バシッバシッと決まるサウンドは、心地良いこと間違いなし。
メロディアスだけどキレの良いサウンド、キレの良いリズムがなんといっても心地良い。
Robert Glasperよりオシャレ感が若干減ってクラブミュージックのようなビート感が強めに出ているのは、黒田の嗜好というか、日本人と米国の黒人との感性の違いのような気がするが..。
日本人である黒田がリーダーということだからか、SpectrumとかYMOの影をそこはかとなく感じさせるのは、これも気のせいか..?

ベストは8曲めにします。

"Fly Moon Die Soon" 黒田卓也 (https://www.amazon.co.jp/dp/B08B35XMCQ/ )

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