"Rina" Rina
Rinaというピアニストの2020年にリリースされた1stアルバム。
2015年に国立音大を卒業、そのままバークリーに進学したという経歴の人だそうです。
購入のきっかけですが、2022年夏に八王子で開催されたジャズ祭に出演していて、そのちらしを見ながらこの人良いよなんて話を聞いたもんで、ライブは見に行きませんでしたが(汗)、アルバムを入手した次第。
メンツは、Christian Sandsの2018年作のアルバムと同じ2人を起用してました。
"Facing Dragons" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64665376.html )
なので、リズム陣は盤石のメンツということになるんでしょう。
国立音大時代の師匠が、小曽根真さんということで、このアルバムのプロデュースも小曽根さんが担ってます。
RINA(P)、Yasushi Nakamura(B)、Jerome Jennings(Ds)
演奏曲は、すべてRINAのオリジナルで、最初と最後がピアノソロです。
01. Tale Of Small Wishes
02. Shadows Of The Mind
03. Journey
04. With You, Always
05. Foxglove
06. Eternal Eyes
07. J.J's Painting
08. Run And Rise
09. Hope
1曲めは、コリアのチルドレンズソングにありそうな感じの演奏をソロで演奏
2曲めと5曲めがラテン調の曲で、ガツンと弾くパートもあるが、全体としては軽やかに弾ききるような印象。
低音を効かせた迫力が感じられる演奏と高音での可憐さをみせる演奏とが混在していて、強いタッチで弾く場面もあるが、全体としては流麗なピアノを聴かせてくれる感じか。
演奏に躍動感を与えるドラム、躍動感とともにメロディアスな方面にも力添えをするベースと、ともに良い具合に効いている。
6曲めのバラードでのベースのアルコ弾きによるソロとバッキングはとくに素晴らしい。
7曲めがピーターソンが演ってそうなハネるリズムのご機嫌な曲、8曲めがRPGとかでも使えそうな勇壮な雰囲気の曲
最後は、安らぎと優しさとが感じられる美旋律をピアノソロで奏でて締め括られる。
ベストは7曲めにしましょう
"Rina" Rina (https://www.amazon.co.jp/dp/B08CL3ZXKJ/ )
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