"Jesup Wagon" James Brandon Lewis

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James Brandon Lewisの2021年のこのアルバム"Jesup Wagon"が、DownBeat誌の2021年のAlbum of The Year の1位になってるのを教えてもらいまして、こりゃ凄いってんで、いくつかのアルバムを聴かせてもらい、いくつかのアルバムを購入しています。
紹介予定の近作のリリース順ですが、たぶん"Jesup Wagon"、"Resilient Vessels Live at The
Cell"、"Code Of Being"、"MSM Molecular Systematic Music -
Live"で、このすべてを紹介できる見込みです。
James Brandon Lewisですが、リリース数が多いのもあって、個人的に真っ先に買う感じではないのですが、新譜会にはしばしば持ち込まれ、大半が気になった盤として印を入れてます。
過去には、下記2枚を紹介しています。
 "Resilient Vessels Live at The Cell" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/493406937.html )
 "Molecular Systematic Music: Live" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/497151504.html )
 
メンツは以下の通りで、ピアノレスの2管クインテット、ベースがいてチェロがいるというのが変則的。
James Brandon Lewis(Ts)、Kirk Knuffke(Cor)、William Parker(B)、Chris Hoffman(Cello)、Chad Taylor(Ds)

演奏曲は以下の通りで、すべてメンバーオリジナルだと思います(未確認)
01. Jesup Wagon
02. Lowlands of Sorrow
03. }Arachis
04. Fallen Flowers
05. Experiment Station
06. Seer
07. Chemurgy

James Brandon Lewisの豪放的サウンドが響くイントロの冒頭から、アフリカンな単調なリたズムの繰り返しと、フリーフォームな管楽器のブローという展開へ。
James Brandon Lewisのサックスは低音の迫力あるブローをかまし、Kirk Knuffkeのコルネットはちょっと無機的な雰囲気を感じさせる音色で攻める。
シンバル乱打のChad Taylorのドラム、ゴリンゴリン弦かき鳴らしのWilliam Parkerのベースとか、ドカドカいうドラムにズンズンいうベースとか、圧倒的な音圧で下からグイグイと煽ってくるリズム陣。
スピリチュアルな雰囲気をたっぷりと纏ったサウンド。
ベースのアルコ弾きと思って聴いてたら、これがChris Hoffmanのチェロなんでしょう。
後半の曲で語りが入るところがあるが、個人的にはこれはいらないかなぁと思う。
(英語がわからない故というのもあり)言葉の意味がわかると必然になるのか

ベストは3曲めにしましょう

"Jesup Wagon" James Brandon Lewis (https://www.amazon.co.jp/dp/B08ZPWTXX4/ )

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