"Out In It" Thomas Linger

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Thomas Lingerというピアニストのリーダー作で、これは聴かせてもらってます。最近聴かせてもらってる音源多いです。ありがたいことです。
このピアニストは、このアルバムが初リーダー作のようですが、メンツが良いので食指が動いたところが大きいです。

そのメンツは以下の通り。
Thomas Linger(P)、Peter Bernstein(G)、Yasushi Nakamura(B)、Joe Farnsworth(Ds)

演奏曲は以下の通りですが、ちゃんと調査していないので作曲者は不明ですが、大半がThomas Lingerのオリジナルのよう。
1.Can't Say It
2.Night Ride
3.Mercurial Behemoth
4.Incantation
5.A Lovely Encounter
6.Out In It
7.Linger's Lament
8.Crystal Cave
9.Lush Life
10.Woofin' and Tweetin'

ブルースで4ビートな曲を中心とした王道系ジャズといった演奏だが、それはメンツを見たその想像通りのサウンド。
ギターは、曲によって露出度合いに差があるのは、ピアノトリオが骨格としてあって、スペシャルゲスト的扱いということなのかもしれない。
そのギターは、前面に出てくるとこれでもかと弾き倒すソロを聴かせて、程よくザクっとしながらグイグイとフレーズを繰り出してきて、存在感バッチリなサウンドが非常に魅力的に響く
ピアノはタッチはそう強くないが、アーシーな雰囲気から美旋律まで流暢にこなし、ギターとのコンビネーションもしっくりときている
この曲調で中村(Yasushi Nakamura)の起用はちょっと珍しいかとも思ったが、ウォーキングの王道的4ビートのバッキングに加え、メロディアスなバッキングも織り交ぜて、これが雰囲気を変えてきていて良い感じに作用している。
しなやかさでない躍動的で推進力のあるJoe Farnsworthのドラムもよく映えている

ベストは、6曲めで

"Out In It" Thomas Linger (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B78SJG8Y/ )

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