"Crossing Reality" 秩父英里

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紹介文の一部を引用すると
 仙台市出身。作曲家・鍵盤奏者。東北大学卒業後、紆余曲折を経てバークリー音楽大学へ入学。
 ジャズ作曲と映像音楽、ゲーム音楽を専攻し首席で卒業。
と、なんだか凄い経歴が書いてありましてそんな語に興味を持ったのも事実。メンツの良さもあって買いを決めています。

メンツは、曲によって入れ替わりしているが全貌は下記の通り。多くの曲が8人前後。1曲がトリオ(3)、1曲がデュオ(7)
秩父英里(P)
菊田邦裕(Tp)、Milena Casado(Flh)、David Negrete(As)、Remy Le Boeuf(As)、西口明宏(Ts,Ss)、駒野逸美(Tb)、佐々⽊はるか(Bs,Bcl,Cl)
苗代尚寛(G)、Marty Holoubek(B)、石若駿(Ds)
小池まどか(Vln)、八島珠子(Cello)
林宏樹(As,Ts:8)、鈴木次郎(G:8)、齋藤大陽(B:8)、福原雄太(Ds:8)、日高歓(Per:7,8)

演奏曲は以下の通りで、7,8曲めがボーナストラック(CM採用曲)で、メンツも上述の通り変わります。
01 Crossing Reality
02 The Sea -Seven Years Voyage-
03 Kaeru 2022
04 Blackberry Winter
05 The Preconscious
06 dreams of the wind
07 green and winds
08 THE VENDING MACHINE - with DRINK music

緻密なアンサンブルで構成された1曲め、テーマにあたる譜面に書かれたパートと、ソロでのパートを有機的に融合しているようなアレンジ。
同じ曲の中でも展開があって表情が変化していくのもなかなか楽しい
それと1時めでフルートで和笛を模したサウンドを入れているのが曲に緊張感を加えてて秀逸。
2曲めの真ん中で、緊急地震速報みたいなフレーズが出てきて、たぶんこの音にインスパイアされたんだと思うが、やさしめな音で奏でてはいるが、個人的にこれはあまりいただけない。
前後が流れるようなしなやかな演奏なだけに、神経を刺激する旋律は使わない方が良かったんじゃないかとか…。
それ以外の全体的なサウンドイメージは、PMG、Maria Schneider の影響をそこはかとなく感じさせるような雰囲気を持ったアンサンブルに仕上がっていて、非常に心地良い。
弦楽器と管楽器を曲(パート)で使い分けているが、とくに違和感なく同居させているようなサウンドアレンジで、何かが突出するような印象にならないような、全体のバランスが良くとられたサウンドで、完成度はかなり高いと感じられる。
ボーナストラックの2曲は、これは雰囲気が変わって明快でキャッチーなフレーズでできた曲を軽やかなピアノで聴かせる。
たしかTVで使われていた曲だったはずだが、それっぽいキャッチーなサウンドに仕上がっている

ベストは6曲めにしましょう

"Crossing Reality" 秩父英里 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B8841ML4/ )

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