永武幹子ソロ 独壇場 (20221121)
先日、ソロ作がリリースされたばかりの永武さんのライブに赴きました。
永武さんのライブに赴いたのは、今夏の林さんとのデュオ以来。
ソロとしては、2020年以来で、それらもすべて独壇場での演奏でした。
過去の記事は以下の通り
ピアノの位置はいつも同様左側に引っ張り出してあって上蓋も少し開けてある。
ほぼ定刻に演奏開始。冒頭、なにも語らずに1曲演奏。
その後、数曲に1回MCを入れながらスタンダードを中心とした選曲。
このあと紹介予定のソロアルバムが、より美旋律に振ったしっとりめな演奏という印象だったが、今回のライブはそこまでしっとりめの演奏ではないが、タッチは強めながらていねいにフレーズを紡いでいくようなところが多めだったか。
ノるところはガッツリとしたノリを見せ、溜めるところはしっかりと溜め、と抑揚、メリハリのある演奏、音数はあまりセーブせず、それでもおおらかさを感じさせる、表情感たっぷりで思わず聴き入ってしまう。
今回、選曲にも出ていたと思うが、フレーズもどことなく Bill Evans を想起させるような部分を感じたのがあたらしい発見。
あとから聞いたら、本人はあまり意識はしていなかったらしいが、数日前にBill Evansフリークな人と、少し演奏(練習?)する機会があったらしく、もしかしたらその影響がでていたかもとのこと。
過去に聴いたソロでは、フリースタイルだったり、不協和音を入れたアプローチも繰り出していたと記憶しているが、今回はグリッサンドはしてたと思うが、拳を使ったり等の荒技は駆使せずに、正統的?な演奏に終始していた。
ここも、スタンダードを中心とした選曲のせいもあるのかも。
本編ほぼ1時間に、アンコールとたっぷりと演奏を楽しませてもらいました。
その後、だらだら居続けて、永武さんともいろいろな会話をしてたら時間か経つのが早い、23時頃お店を辞してきました
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