"Live At The Detroit Jazz Festival" Wayne Shorter

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Wayne Shorterの新作です。2017年のデトロイトでのフェス音源
前作が、2018年リリースの問題作
その前が、2013年の
これまでは、上2作もそうだが、Danilo Perez, John Patitucci, Brian Bladeのレギュラーグループでのアルバムだったが、本作は、Terri Lyne Carrington, Esperanza Spaldingという気鋭の女性ミュージシャンを起用しているところに惹かれて買いを決めています。
Leo Genoveseは、アルゼンチンのピアニスト(男)で、須川崇志のリーダー作にも入っていた人

Wayne Shorter(Sax)、Terri Lyne Carrington(Ds)、Leo Genovese(P)、Esperanza Spalding(B,Vo)

1.Someplace Called "Where"
2.Endangered Species
3.Encontros E Despedidas
4.Drummers Song
5.Midnight in Carlotta's Hair

コードか動かない単調なリズムにスピリチュアルなボーカルとサックスが絡む、1曲め。
2曲めは、躍動感のあるドラムとベースに、創造性豊かなピアノが絡むピアノトリオに、Wayne Shorterの固有の存在感たっぷりのソロが乗る。
中程はフリー濃度がグッと上がって後半はボーカルが前面に出て締めくくられる20分超えの大作。
以降も、モードでスピリチュアルな雰囲気の曲が並び、Wayne Shorterらしいサウンドをたっぷりと堪能できるように仕上がっている。
フロントは、エスペランサのボーカルと分け合う構成で、とくにユニゾンとかシンクロする感じはないが、良い感じに混ざり合っていて、その塩梅は結構心地良い。
と、フロントのボーカルとサックスも良いのだが、バッキングにあたるピアノトリオもかなり素晴らしい演奏をみせていて、美麗感を持ちながらフリーな要素をたっぷりと含み曲調に拍車をかけるようなピアノの演奏に耳を持ってかれる比率が実は高く。
ドラム、ベースの奔放かつ縦横無尽な演奏も相当冴えている。
もしかしたら、このピアノトリオ、もっというと、ピアノがいちばんの聴きどころなのかもしれない。

ベストは5曲めにします。

"Live At The Detroit Jazz Festival" Wayne Shorter (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B65JB72S/ )

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