"Soluna" 加藤真亜沙

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加藤真亜沙の2枚めのリーダーアルバム。
初作は2016年の下記なので、約6年ぶりの新作ということになる。

メンツは、米国で活動している日本人のベーシスト、ドラマーとのトリオに、管楽器軍が加わるような構成
前作と重なっているのは、Sarah Elizabeth Charlesくらいか..。
Martha Kato(P,Vo:1,3,4,6)、Moto Fukushima(B)、Keita Ogawa(Ds)
Michael Rodriguez(Tp)、John Ellis(Ts,BCl)、Ryan Keberle(Tb)、Itai Kriss(Fl:1,2,3,7)、Remy Le Boeuf(Ss,As,Fl:2,6,7)
Sarah Elizabeth Charles(Vo:3,4)
Takafumi Nikaido(Shekere,Congas:3)

演奏曲はすべて、加藤真亜沙のオリジナル。
1.Sol
2.Ishonsho Abe Intro
3.Ishonsho Abe
4.Kinmok-Sailor / キンモクセイラー
5.Hokora / 祠
6.Uragami
7.Sylphide of The Watermill / 水車小屋のシルフィード
8.Petals of Soluna

ピアノの高音部と女声で奏でられる女性らしい可愛らしさの感じられるオープニング。
管楽器それぞれ1本づつしかいないが、縦横無尽に多くの役割をこなすことで、厚みのあるサウンドを作り出しているところが奏者の凄さと、そんなアレンジを作り上げる凄さに感嘆する。
2曲めにプラスの短いイントロを挟んで3曲めは、ちょっとブラジルな雰囲気を感じさせる牧歌的な雰囲気の曲で、ここでも女声ボーカルが映える。
以降、
5曲め, 8曲めが、美しさの極地と言いたいくらいの美旋律なピアノソロが入るが、
残りの曲は、管楽器が入り、そのそれそれの楽器が縦横無尽に多くの役割をこなすことで、厚みのあるサウンドを作り出している緻密なアレンジの妙とともにたっぷりと堪能できる。
自身のピアノの表現力と、緻密なアンサンブルを作り出すアレンジ力と、十二分に実力を発揮できている作品に仕上がっていると思う。

ベストは6曲めにしましょう。

"Soluna" 加藤真亜沙 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B85PPJWK/ )

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