"Live in Italy" John Patitucci Trio
John Patitucciのリーダー作で、新作の告知がありメンツを見てリリースを心待ちにしていたのですが、CDでの販売がいつまでたっても始まらない。
結局、CDでのリリースがないことを認識したところで、これは聴きたかったのでダウンロードで購入した次第。
海外ではダウンロードだけでも、国内盤がリリースされるパターンもあるところ、これはそれすらないのだが、このメンツでもそんなに売り上げが望めないのか..。
そのメンツは以下の通り。泣く子も黙ると言っても過言でない面々。
John Patitucci(B)、Chris Potter(Ts,Ss)、Brian Blade(Ds)
演奏曲は、John Patitucciが3曲に、Charlie Parker, Vincent Youmans、3者共作が1曲で全部で6曲
1. Visa
2. Out West
3. Three Pieces of Glass
4. Mali
5. Echoes of Scarlatti: In Memory of Chick Corea
6. Without a Song
非4ビートのコンテンポラリ系なサウンドが大半を占める
John Patitucciは曲によってアコベとエレベを使い分けていて、アコベによる強タッチのゴリッとしたベースの凄みが特に素晴らしいが、エレベでの流暢な弦さばきも見事。
Brian Bladeのドラムも、気合の入ったぶっ叩き系。
トリオで空間が空いている分かなり自由度の高いドラミングをバシバシ決めていて相当格好良い
ちょろっとだが2人の唸り声が聞こえるからJohn PatitucciもBrian Bladeも極まると声が出ていることがわかり、そんだけ気合いが入っている演奏をしているってことでしょう。
Chris Potterは、高音を多用して、ベースの低音との意識しているようなところはある気がするが、しっかり個性爆裂の演奏は、なんだかんだで聴き応え充分。
3者が3者とも演奏を煽っているような熱い演奏目白押しで聴いてるこっちもエキサイトしてくる
これがいまだに配信だけなのだが、日本でフィジカルで出したらかなり売れると思うんだけど、とつくづく..。
ベストは3曲めにしましょう
"Live in Italy" John Patitucci Trio (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBLH67V9/ )
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