"The Bad Plus" The Bad Plus

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The Bad Plus というと、Reid Anderson、Dave Kingに、Ethan Iversonの3人のバンドでありましたが、Ethan Iversonが脱退し、Orin Evansに変わったのにのけぞったのが、2020年頃。
その辺の経緯は下記アルバムの記事に少し書いてあるので参照してみてください。
それから2年経過し、Orin Evansとの3人で活動が続くかと思ったら、ギタリストを従えたアルバムがリリースされてさらにのけぞっています。

かく言うメンツは以下の通り。ギタリストを入れた3人に、サックスのChris Speedを加えた4人編成。
Bad Plusが4人なのか、Chris Speedはゲスト扱いなのかもちょっと気になるところ。
Reid Anderson(B)、Dave King(Ds)、Ben Monder(G)、Chris Speed(Ts,Cl)

演奏曲は、Reid Anderson(1,4,6,7)とDave King(2,3,5,8)が4曲ずつのオリジナルを提供。
1.Motivations Ii
2.Sun Wall
3.Not Even Close To Far Off
4.You Won't See Me Before I Come Back
5.Sick Fire
6.Stygian Pools
7.In The Bright Future
8.The Dandy

明瞭で陽性なテーマのドラムのちょっといなたい系のロックなビートに、こちらも歪成分を含みロックな雰囲気をたっぷりと感じさせるBen Monderのギターが絡む。
さらにChris Speedのサックスは、こちらは即興の質がてんで高くて、そこがジャズな要素を色濃く出している。
後半は大仰めな曲まで入ってきてプログレ感までも入れてくる
5曲めのようなフリー要素の濃い曲が入っていることで、面目躍如?的なところがあるのも雰囲気の変化に繋がっていて好感触。
同じバンド名ではあるが、ピアノがギターに変わることで雰囲気はかなり変化してきていて、ロックな雰囲気が濃くそもそものJam Band感がいや増してきている印象。
個人的には、これまでのThe Bad Plusもそこそこ楽しく聴いていたが、こっちのほうが好感触なのは、ギター好きが故ということなんでしょうね(汗

ベストは2曲めにします。

"The Bad Plus" The Bad Plus (https://www.amazon.co.jp/dp/B09ZLFQPNQ/ )

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