“Trios: Ocean” Charles Lloyd
Charles Lloydが、トリオ・オブ・トリオと題された3部作を作成していまして、これがその2作め。
それぞれメンツが異なっていて、
前作の"Trios: Chapel"は、Bill FrisellとThomas Morgan、本作はGerald Clayton, Anthony Wilson、次作が"Trios: Sacred Thread"というタイトルで、Zakir Hussain, Julian Lageをそれぞれ擁したアルバムがリリースされます。
Charles Lloydも多作で、ほぼ毎年1枚のペースでリリースしていて、以下の通り紹介しています。
今年は、このシリーズで一気に3枚のリリースってことになります。
"Tone Poem" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/482396278.html )
"8: Kindred Spirits (Live From The Lobero)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474410370.html )
"Voice In The Night" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64450421.html )
"Passin' Thru" (https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008519233 )
ということで、本作のメンツは以下の通り。
Charles Lloyd(As,Ts,Fl)、Gerald Clayton(P)、Anthony Wilson(G)
演奏曲はすべてCharles Lloydのオリジナル。
1.The Lonely One
2.Hagar and the Inuits
3.Jaramillo Blues (For Virginia and Danny)
4.Kuan Yin
冒頭曲は、伴奏とかバッキングとかの概念を取り払って、Charles Lloydの音世界という様相。
3者が3様の自身の持ち味をしっかり発揮させながらの美麗でありながらスピリチュアルな気配を醸す、ちょっと
難易度高めなれど聴き応えのしっかり詰まった演奏
2曲めはロイドの長めの無伴奏ソロから始まり、徐々にピアノ、ギターが入ってきてゆるりゆるりとザクザクとした音作りに変化していく。
3曲めは、ピアノ主体のブルース進行のバッキングに、ロイドのフルートが即興を繰り広げる。
4曲めもピアノ主体の伴奏による、こちらはバラード調のゆったりとした曲。ロイドはサックスでゆったりとしたフレーズを朗々と奏でる。
そして、いずれの曲でもAnthony Wilsonのギターが全体に寄り添いながら存在感を見せていてこれがなかなかに印象的
この盤は、Anthony Wilsonのギターが聴きどころになっている
ベストは4曲めにします
“Trios: Ocean” Charles Lloyd (https://www.amazon.co.jp/dp/B09ZG429LJ/ )
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