"Secrets Of Inanna" Connie Han
Connie Hanのリーダー作を聴くのはこれが、2枚め。
前作は2020年に紹介しています。
"Iron Starlet" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/476074041.html )
前作はメンツで購入を決めていますが、本作はピアノトリオでどんな演奏をしているかの興味の部分と、ベーシストの存在が気がかりなところで買いを決めています。
メンツは前作でも叩いていたBill Wysaskeがドラムで、そこにJohn Patitucciが入り、ゲストに管楽器が2人入ってきます。
そういう意味では、ピアノトリオを聴きたい欲求にはあまり合致していませんねw
Connie Han(P)、Bill Wysaske(Ds)、John Patitucci(B)
Katisse Buckingham(Piccolo:1,12, Afl:1,12)、Rich Perry(Ts:4,5,8,10)
演奏曲は、Connie Hanが5曲、Bill Wysaskeが4曲、共作が1曲に、Rodger GrantとChick Coreaが各1曲で全部で12曲。
1.Prima Materia
2.Ereshkigal Of The Underworld
3.Gilgamesh And The Celestial Bull
4.Morning Star
5.Vesica Piscis
6.Young Moon
7.Ninshubur’s Lament
8.Wind Rose Goddess
9.The Gallu Pursuit
10.Dumuzi Of Uruk
11.Desert Air
12.Enki’s Gift
1曲めが、テンポもコントロールするような、ちょっと凝った構成の曲で、アルバム全体の現代的なサウンドが占めることを予感するが、4曲めでサックスが入る曲は4ビートでだいぶオーソドックスな雰囲気になる。
何度か聴いた傾向からすると、エレピを使っているかとかゲストの管楽器が入るかとかでスタイルの変化があるような感じで、エレピのトリオの曲が一番尖がっていて、トリッキーだったり拍が取りづらかったり構成が複雑だったりするような曲が多めのよう。
個人的におもしろいと思っている演奏はアコピを使用したトリオの演奏で、尖がり過ぎず、でもオーソドックスには納まらないような塩梅の演奏にあると思った。
11曲めにコリアを持ってきているのは追悼の意味もあるんでしょう
ベストは3曲めにします。
"Secrets Of Inanna" Connie Han (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B5TY11CY/ )
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