"Sound Of Listening" Mark Guiliana

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Mark Guilianaのリーダー作を聴くのはこれが6枚め。
これまで紹介しているのは以下の通り。
 "Family First (The Alternate Takes)"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63652268.html)
Mark Guilianaのリーダー作には、ジャズなアルバムとビート音楽とが混在しているが、これはメンツを見てわかる通りジャズなアルバムになります。

そのメンツは、2015年の"Family First"と同じメンツを揃えています。2017年の"Jersey"でもピアノ以外は同じメンツなので、このメンツがレギュラーバンドってことになるんだと思います。
Mark Guiliana(Ds,Per)、Chris Morrissey(B)、Shai Maestro(P)、Jason Rigby(Ts,Bcl,Cl,Fl)

演奏曲はすべてMark Guilianaのオリジナルで、全部で10曲。
1.a path to bliss
2.the most important question
3.a way of looking
4.our essential nature
5.the courage to be free
6.everything changed after you left
7.the sound of listening
8.under the influence
9.practicing silence
10.continuation

曲としては、前半は拍が取りにくいけどノリの良い、作るのも演るのも難しそうな曲が並び、後半は拍は取りやすいけどひと癖ふた癖ありそうな曲が並ぶといった構成。
前半は作るのにかなり時間かけているんだろうなと、余計な勘ぐりを…。
フロントはサックスってことになるが、前面に出る場面は多い印象はなく、2曲めのソロが極めつきなんじゃないかと思う。
曲によって、Marl Guilianaらしく電子音を駆使したサウンドを入れて変化をつけてくる。
その電子音は、Shai Maestroがエレピ、シンセを使って出しているんでしょう。
生ピも多くの場面で使っていて、中東なフレーズを混ぜながらなかなか印象的な演奏で好感触。
全体に明るめな曲調で、ドラマチックだったりポップだったりと変化に富んで、Marl Guilianaのドラムも複雑に難易度高めのビートから、ノリを重視したビートまで変幻自在、次はこうくるかと楽しく聴かせてもらいました。

ベストは6曲めでしょう。

"Sound Of Listening" Mark Guiliana (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B2913CTJ/ )

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