"Generations guitar trio" Generations guitar trio
中牟礼さんの入ったギタリスト3人での演奏というと、自分的には、市野元彦, 井上銘とのユニットです。
この3人でのライブはコンスタントに行われていますが、アルバムは作成されていません。
本作は、浅利さん, 田辺さんとの3ギターです。
浅利さんは、リーダー作も聴いてますし、ライブでも複数回見ている人
"Introducin'" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/479798147.html )
田辺さんはこれまで聴いていない人でしたが、阿川泰子, 八代亜紀のバックで弾いていた人のようです。
宣伝文をみると、この3人での演奏は、田辺さんの声かけで2016年から活動しているようです。
中牟礼貞則(G)、田辺充邦(G)、浅利史花(G)
演奏曲は、Thelonious Monk, Arthur Schwartz, /John Lewis, /Antonio Carlos Jobimなどスタンダードが並ぶもので、最後に田辺のオリジナルが入って全部で9曲
1. Pannonica
2. Alone Together
3. It could Happen to you
4. Skating In Central Park
5. All The Things You Are
6. Body And Soul
7. Someone To Light Up My Life
8. Come Rain Or Come Shine
9. 603
1曲めの長めのイントロが、いかにもな中牟礼サウンドでほっこりとする。
そこに徐に、両側から挟むようにギターが聴こえてきて3人での演奏につながっていく。
たぶん、左から、浅利、中牟礼、田辺だと思うが、中牟礼が低音多めの演奏をすれば、浅利が高音多めに応酬をしてくる。
田辺は、ちょうどその中間あたりで仕掛けてくる感じか。
3者が絶妙な間合いで、前へ後ろへ、バッキングからフロントでのアドリブと、縦横無尽に立ち替わり演奏を作り上げていく
曲はスタンダードが中心で、テーマをわかりやすく奏でるので難易度は低め。
演奏も、楽器はギターだけだが鋭角的な要素は排除しながら3者の持ち味をしっかりと発揮しており、てんで単調な感じにならないくらいしっかり聴かせる演奏を楽しませてくれている。
ベストは7曲めにしましょう
"Generations guitar trio" Generations guitar trio (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BHVNK4Q5/ )
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