"Life of the Party" OWL Trio with Kurt Elling

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OWL Trioは、Orlando le Fleming、Will Vinson、Lage Lundの頭文字をとってきて名付けられたバンド
2021年に前作がリリースされていまして、その紹介文が↓
本作は、このOWL TrioにKurt Ellingが2曲で客演している新作。
ただし流通が限られているようで、国内サイトでは販売していないようです。
レーベルサイトでは、LPは出しているように見受けられます。
で、これは聴かせてもらってます。

メンツは以下の通り。
Will Vinson(Sax)、Lage Lund(G)、Orlando le Fleming(B)
Kurt Elling(Vo:2,6)

演奏曲は以下の通り。作曲のクレジットは見つかりませんでした。
1. French Song
2. Life Of The Party
3. Struggle Session
4. We'll Be Together Again
5. Melanchollie Willage
6. Perfectly Out Of Place
7. Wistful Thinking
8. Time On My Hands
9. End Of A Love Affair

フリー、ブルース、6/8拍子、バラード、4ビートと、さまざまなサウンドが並ぶが全体にゆったりめの曲が多い。
ドラムレス、ピアノレスのたっぷりと空いた空間を有効に使い、3者3様に自由度の高い演奏を繰り広げているが、それでもまだ空間をたっぷりと感じられるようなそんな音風景。
ベースが音楽の骨格的なところを担うことで、しっかりとまとまりのあるサウンドに収まっている印象、
ここでの、Orlando le Flemingの振る舞いは、かなり良い仕事をしていると思う。
主にフロントを担うのは、サックスのWill Vinson。朗々としたサックスの響きが非常に心地よい。
ギターのLage Lundは、アコースティックなサウンドを基調として、ほんのり不協和音を絡める攻めたサウンドと安らぎのサウンドを使い分け、サイドで巧みな合いの手を入れるような場面が多い印象。
ソロもたっぷりととっているので満足度も高い。
3曲めが、速いベースの4ビートに、サックスのゆったりとしたフレーズがのり、さらにギターも歪んだフレーズを絡ませる、ちょっととんがった曲調でおもしろい。

Kurt Ellingのボーカルが2曲入るが、これもバラードってほどではないが、こちらもゆったりめの曲調で、良いアクセントにはなっているか。

ベストは5曲めにします。

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