"4Beatなやつ Live at アケタ" 石田幹雄

石田幹雄のリーダー作は、たぶん全部買っていると思います。紹介記事は以下の通り。

　"Turkish Mambo" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53215002.html )

　"瞬芸" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60637368.html )

　"時景" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64470109.html )

　"緑輪花" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/480133670.html )

未紹介ですが、1stアルバムも死蔵品を入手出来ています。

　"張碓"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000Q36TSI )

ライブも相応に見ていますが、このトリオでの演奏は聴いていないようで . . .

あーありました。ちょうど10年前ってな頃に聴いていました。

　2013/2/1 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61751459.html )

最近のこのトリオは、たぶんアケタの店でだけ演っているんだと思います。

本作は、そのアケタの店でのライブ録音からの6曲。

メンツは、以下の通り。

石田幹雄(P)、安東昇(B)、藤井信雄(Ds)

演奏曲は、すべて石田のオリジナルで良いと思います。

1.4beatなやつ

2.おかしな旅

3.CのFree

4.熱夏

5.Gの4beat

6.夜

1曲めのタイトルは4ビートだが、ドラムはそこはかとなくそれっぽいが、ベースもピアノもほぼフリーってな様相

2曲めは6/8拍子で（最近ではそう珍しくないが）これを変拍子として”おかしな”というタイトルにしているのかもしれない。

3曲めはほぼピアノソロで、ベースとドラムはちょっとだけ音を出しているような、美麗の極みといいたいような曲。

4曲めは、気だるい雰囲気の美麗系から後半で4ビートになって快適な気分になるのは、夏の熱さに諦観するさまか

5曲めが、高速4ビートで、石田の弾きまくりピアノが清々しい。石田の唸り声も聞こえてくる

そして、6曲めのバラードで締めくくられる

石田の魅力に、静の部分と動の部分とがある認識だが、ここでは抑制と美麗な方面の演奏が多い印象。

冒頭曲こそフリーな気配だが、それでも激しさを感じさせるものではなく、5曲めで弾きまくるがこれが動の魅力ががっつりと出ている演奏で。この満足度が高い。

ベストは5曲めにしましょう

"4Beatなやつ Live at アケタ" 石田幹雄 (http://ishidamikio.sakura.ne.jp/disco.html )