"Cyclic Journey" Marshall Gilkes

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Marshall Gilkesは、おもにMaria Schneider Orchestra のメンツとして聴いているトロンボーン奏者のリーダー作で、メンツを見てもわかる通り大所帯の作品。
これは聴かせてもらっています。

メンツは、子細に見るとリズムがAaron Parks, Linda May Han Oh, Johnathan Blakeと揃えていてこれは侮れない作品だとあらためて認識する。
Marshall Gilkes(Tb)
Aaron Parks(P)、Linda May Han Oh(B)、Johnathan Blake(Ds)
Brandon Ridenour(Tp,Flh)、Ethan Bensdorf(Tp,Flh)、Tony Kadleck(Tp,Flh)
Adam Unsworth(Horn)、Joseph Alessi(Tb)、Demondrae Thurman(Euphonium)、Nick Schwartz(Btb)、Marcus Rojas(Tuba)

演奏曲はすべてMarshall Gilkesのオリジナル。
01. Part I First Light
02. Paart II Up And Down
03. Part III The Calm
04. Part IV Go Get It !
05. Part V Respite
06. Part VI Beat The Clock
07. Part VII Genre Battles
08. Part VIII Musings
09. Part IX Cyclic Journey
10. Bonus Track: Sin Filtro

8ビートのほっこり系ポップスなんて印象のトロンボーンによるワンホーンカルテットが主体のサウンド
実際には、そこここで複数の管楽器が入ってきているが、聴いていての印象としては、ここぞというところで音の厚みがグッと増してくるようなアレンジが主流と感じられる。
印象的なのは、Marshall Gilkesのトロンボーンの音色で、トロンボーンとしてはエッジの立ったもので、普通はもっと丸い音色が多いので、新鮮な響きに聴こえる。
4曲めがファンファーレのようなサウンド。
6曲めがドラムが活躍するビート感のある曲で、後半で楽器が増えて一気に迫力か増す展開がことのほか格好良い。
後半の曲は、ドラムの出番が減って、管楽器の出番が増えて金管4重奏のような曲が増えてくる
Aaron Parks, Linda May Han Oh, Johnathan Blakeが曲に拠るがかなりエグい演奏をしているが、それ以上に管楽器の演奏のクオリティの高さ、耳を持ってかれる度の高さが際立っている。

ベストは6曲め

"Cyclic Journey" Marshall Gilkes (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B92C9N6N/ )

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