Branford Marsalis "Village Vanguard 1989"

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Kenny Kirklandの入った、Branford Marsalisのレギュラーバンドのライブ音源。
Kenny Kirklandは、Branford MarsalisともどもStingのツアーメンバーとして参加していた時期があり、巷の評判通りその演奏が凄いことから、Kenny Kirklandがいた頃のライブ音源が聴きたいというのが購入動機。
下記がStingバンドの代表作だが、bootlegもいくつか所有(未紹介)
それと、Kenny Kirklandが1998年に亡くなって、その後はJoey CalderazzoをMichael Breckerのレギュラーバンドともども起用ということになったが、そのMichael BreckerのレギュラーバンドでのJoey Calderazzoの演奏が凄くて気に入っているという系譜も、聴きたい欲求の遠因としてはある。
しかしこの盤、嬉しいことに4枚組という膨大な量のため悲しいことに聴きこむのも大変で、長らく文章化せずにいたもの。
(ということで、ずいぶん前に入手してありました)

メンツは、これが当時のレギュラーバンドで合ってると思います。
ベースは、Robert Hurst です。(フルネームがたぶんこうなんでしょう)
Branford Marsalis(Ts,Ss)、Kenny Kirkland(P)、Robert Leslie Hurst
III(B)、Jeff "Tain" Watts(Ds)

演奏曲は以下の通りで、このときは6日間のステージだったらしいが、過去のリーダー作からの曲に加えスタンダードを多く取り上げているような印象。細かくはチェックしてませんが..。
Disc 1
1.Mr. J.C.
2.Bass Interlude
3.Dark Knight
4.Drum Interlude
5.The Wrath Of Tain
6.Dienda
7.Royal Garden Blues
8.Ballad of Chet Kincaid

Disc 2
1.No Back Stage Pass
2.Steepian Faith
3.LonJellis
4.Revelations
5.Mr.Steepee
6.The Ballad of Chet Kincaid

Disc 3
1.Evidence
2.Swingin' At The Haven
3.Two Bass Hit
4.The Nearness Of You
5.In 'N Out
6.Royal Garden Blues
7.he Ballad of Chet Kincaid

Disc 4
1.Spartacus
2.Parable
3.LonJellis
4.Revelations
5.Wolverine
6.Country By Choice
7.The Ballad Of Chet Kincaid

演奏は、さすがにメンバーがまだまだ若い頃だけあってライブの雰囲気も相まって勢いのある演奏が楽しめる。
4ビートとかビートがはっきりしている曲のドライブする感じとか、より勢いのある熱い演奏が繰り広げられる。
いくつかの曲では、テーマ演奏以外は、4人4様、曲にあわせるようなこともなく自由奔放な演奏を繰り広げるが、それでいてフリーには入り込まない、阿吽の呼吸のような一体感のあるサウンドなんかも聴けて、これが非常に格好良い。
各人のソロも聴き応え充分の素晴らしい演奏で、満足度が高い。
なかでも、アップテンポの曲でのJeff "Tain" Wattsのドラムの凄さ格好良さが際立っている。
さすがにまとめて全部を聴くことはほぼ無いが、聴くぞと思ったら4枚分の音源からランダムに聴いていても充分にその凄さ、おもしろさ、聴き応えを感じとることができる。

ベストはDisk3の5曲めにします。。

Branford Marsalis "Village Vanguard 1989" (https://www.cyberseekers.com/212458-j.htm )

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