石田幹雄, 須川崇志 デュオ (20230304)
この両者のデュオは、2019年から演っていて、その最初に立て続けに2回聴いています。
(20190330) (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64770896.html )
(20190807) (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/468674735.html )
その後は、もっと頻繁に聴きたかったのだが、なんだかタイミングが合わず3年以上空いてしまいました。この間もコンスタントにこの2人でのライブは演ってたのですが。。
ステージは、デュオ時の定番配置のピアノを左手前に移動したもので、ピアノの定位置ちょっと手前あたりに須川が立つ。
定刻の19時を10分も過ぎたところから演奏開始。
1st setは、4ビートを含んでいたが、オリジナルが多めな気がする4曲くらい
2nd setは即興を中心とした曲を2曲(2曲めのエンディングは石田の名曲)のあと、3曲めがEdu Loboの曲で、これをここで演奏するのは当初から決まっていたよう。
2nd setは、当初予定してなかったらしいが、持ってたcelloを出してきて演奏してくれた。
1st setの最後とアンコールにThelonius Monkの曲を演っていたのが印象的だった
石田は、足組んだり、あぐらになって、立て膝で弾いたりと足も含めて全身を駆使した演奏。
ピアノ弦をはじいたり、筐体を叩く場面も。
ただ、今回唸り声はあまり大声にならず控えめな感じで、そんなのもあって、とくに後半ではタッチは強めだが音出しは繊細な演奏が多かったような印象。
須川は、そんな石田の演奏に呼応するような演奏が主体で、美麗なところから、強いタッチでビシビシと弦をはじくところ、さらにボウイングを駆使してと、自在に表情を拡げていくような演奏。
両者ともタッチが強いところはしっかり強いのが、非常に心地よい。
1st、2ndとも45分くらいに、アンコール。聴衆は10人強くらいだったか。
久々に両者の演奏をたっぷりと堪能させてもらいました。
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