"Sextet" Carla Bley

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Carla Bleyの名曲 Lawns の1stレコーディング作を探していたら、多分これだろうとあたりがつき、中古を探して買い込んできました。
Lawnsは、
 渋谷毅の"カーラ・ブレイが好き!!" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/491759541.html )、
 Steve Cardenasの"Healing Power" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/491998448.html )
で立て続けに聴いてはまったもの。
自blogを漁ると他にも以下のような感じで出てくるので、多くの人に愛されていることが判る。
 渋谷毅の新作 "PIANO SOLO LIVE" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/498335391.html )

本作は、1987年にリリースされたもので、メンツは下記。
Carla Bley(Org)、Hiram Bullock(G)、Larry Willis(P)、Steve Swallow(B)、Victor Lewis(Ds)、Don Alias(Per)

演奏曲は以下のとおり。
1. More Brahms
2. Houses And People
3. The Girl Who Cried Champagne
4. Brooklyn Bridge
5. Lawns
6. Healing Power

エレギ、エレベにオルガンを起用した8ビートの軽快な曲が並ぶ
3曲めはパーカッションが前面に出たラテン調のさらに軽快度の増した演奏。
音作りも含めて全体の印象としては、1987年という時代に合った、おしゃれなフュージョンサウンドというかスムースジャズ的なサウンドに仕上げられている。
フロントを担う場面は、ギターのHiram Bullock、ピアノのLarry Willisの演奏が主という感じ。
4曲めとかSteve Swallowが前面に出て演奏する曲もあり、これがなかなか印象的で素晴らしい
個人的に気になる存在がHiram Bullockなのだが、彼らしいサウンドのソロを聴かせている場面もあるが、曲調に合ったおとなしめの演奏か多いか。
6曲めでは、がっつりとフィーチャーされ、Hiram Bullockらしい演奏を披露している。
Carla Bleyはバッキング主体のオルガンという場面が多いが、ソロは最初に担うことが多く、派手ではないが良い演奏を聴かせる
お目当てのLawnsも御多分に洩れず美旋律をさらりと綺麗に聴かせるような演奏。
ここでのLarry Willisのピアノソロも素晴らしい。
しかしこのアルバムから、この曲の良さを見つけ出して、曲の本来の魅力を引き出してカバーするってのは、それはそれで凄いなと..。

ベストは、それでも5曲めにしたい。

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