魚返明未 ソロ (20230318)
先週、先々週に引き続いてのライブです。
今回は、初となる魚返明未のピアノソロ。
18時開場直後についたら、すでに先客がいらっしゃいました。
その後も、2人連れのお客さんが多くいらっしゃって、10人強は入ったんじゃないかと思う。
定刻までのあいだ、魚返君はカウンターで静かに読書をされてました。
舞台は、定番配置のピアノを左手前に移動したところ。
定刻になったところで、そろそろとピアノの前に向かい椅子の位置を確かめて、聴衆はその一挙手一投足を見つめている中、すっと集中力を高めて鍵盤に指を降ろす。そんなオープニングから。
ゆったりめのテンポでありながら、意志の強さを感じさせるようなはっきりとしたタッチで紡ぎ出すフレーズが綺麗でかつ澱みのないもの、程よくスウィングするこの上なく美しいサウンド。
首を振り、足を揺らし、唸り声も交えながらの演奏は、相当な集中力と気力を振り絞っての演奏。
後半になるに従って、さらにタッチは強くダイナミックな演奏を聴かせる場面が増えてくる。
セットの後半では、汗が滴り落ちるくらいの熱演は圧巻。
とくに2ndセット中ほどのサイクリングロードと、最後の曲は凄かった
数曲演奏したところで立ち上がって、曲とその由来みたいな話をちょろっとしゃべって次の曲に入っていくような進行。
曲はオリジナルを中心としたもので、井上とのデュオ盤(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/487809305.html )からが多めだったか。
1st セットも2nd セットも定刻からしっかり1時間の演奏。
さすがに力尽きてアンコールはありませんでしたが、圧巻の演奏をたんまりと楽しませてもらいました。
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