"Goodmans" 助川太郎, 渋谷毅
ここのところ渋谷さんの制作意欲が高いようで、未購入も含めて以下のようにアルバムリリースが続いています。
"アマドコロ摘んだ春" (https://tower.jp/item/5658464/ )
"PIANO SOLO LIVE" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BTPGK6WN/ )
"雨あがり" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHDJ1WC/ )
"Goodmans" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BJ4VDZ8F/ ) これ
"カーラ・ブレイが好き" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/491759541.html )
本作はその中間地点的なところで、ギターの助川さん(この人は初聴き)とのデュオ作。
助川さんが南米音楽を嗜好しているとのことで、本作はボサノバを中心としたサウンドで作られてます。
助川太郎(G)、渋谷毅(P)
演奏曲は、Joao Donato, edu lobo, carla blay, guingaに、助川のオリジナルで全部で6曲。
1. igreja da penha
2. waiting rejoicing spring (助川太郎)
3. lawns
4. pra dizar adeus
5. lugar comun
6. Simples Carinho
両者とも音色としては、どちらかというと枯れた味わいみたいなところに魅力があると思うが、曲が明るめなのもあるのかもしれないが、演奏自体が明るく感じられる。
これは両者が、嬉々として演じているが故の表情ではないかと推測。
助川のギターと渋谷のピアノが主旋律、ソロと、バッキングとに役割を縦横無尽に入れ替わるような演奏
たぶん前打ち合わせは、そうしっかりとはやっていないと思うが、シームレスに突っかかりなく入れ替わっており、この阿吽の呼吸が見事に機能していることも両者が嬉々とした演奏をすることに繋がっているのかもしれない。
3曲めだったか、咳してたり、鼻すすってたり、後ろで何かを動かしているような音も入っていて、録音していることを殊更に意識していないのも良い雰囲気を醸すのに役立っているかも。
宣伝文句が、「普通に始まって普通に終わる」なんてなっていて、小さなライブハウスでの日常を切り取ったような雰囲気を出しているのかもしれない。
ベストは、個人的嗜好だけだが、3曲めにしたい。
"Goodmans" 助川太郎, 渋谷毅 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BJ4VDZ8F/ )
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