"15th Anniversary" Boys

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Boys Trioの、結成15周年記念盤として2023年にリリースされたものです。
流通は限られていると思いますが、偶然見つけられました。
Boys Trioの初期作も、石若凄いと思ったときからいろいろ探していたが、新品はおろか中古でも見つからず、ようやく見つけたのが2015年リリースの4枚めのアルバムを2017年になって見つけて紹介している。
と、Boysのアルバムは苦労しながらもしっかり全部見つけて買うことができているのは幸運以外の何物でもないでしょう!
ということで全貌です。
これまでのBoysのアルバムは正式リリースとしては以下の5枚が出ていて、これに本作と10周年盤とを加えた7枚ということになります。
 "Boys Feat Terumasa Hino" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/477856568.html ) 2020

本作は2枚組で、Disk1にはパーカッションが客演しています。
金澤英明(B)、石井彰(P)、石若駿(Ds)
二階堂貴文(Per:D1)

Disk1
1 Ninos en Dede
2 Teine - Yama
3 Close To
4 Stone Flower
5 Cachito
Disk2
1 十二月のマリー
2 五月のマリー
3 葉に萌
4 核兵器のない世界へ
5 Forever Boys

Disk1はパーカッションも入る、完全にラテンなリズムを中心とした曲が並んでいて、冒頭からPerez Pradoかと見紛うリズムが鳴り響く。
以降もスタイルはさまざまではあるがラテンのリズム(どれがなんて名称かはよく知らない)が元になった演奏が続く。
石井のエモーショナルなピアノに対して、石若、二階堂の小気味良くも圧倒的なリズムが好対象をなしている。
4曲めでは珍しくエレピを使っているのが特筆
Disk2は、完全ピアノトリオで、Boysのもう一つの持ち味である、エモーショナルでちょっとスピリチュアルな美旋律が並ぶ
1曲めが石若のシンバルレガートが映える美麗な曲、
4曲めが、ちょっとフリーな気配が紛れ込む曲調で石若か暴れる君になるのが格好良い。
いずれの曲も、金澤のよく歌うベースとともに、石井の美しいピアノが映える。

ベストはDisk2の1曲め

"15th Anniversary" Boys

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