"Nocturnes" Mikkel Ploug
Mikkel Plougのリーダー作を聴くのは、2010年の下記以来と、10年以上ご無沙汰しちゃってますが、これも買ってはおらず聴かせてもらってます。
本盤のメンツは、上の盤の紹介記事に書いてある気になってたけど買わ(聴か)なかったアルバムと同じ。
"Mikkel Ploug Group"(http://www.amazon.co.jp/dp/B000H6SUOU/)
これが2005年の作品で、今日紹介のアルバムは2022年リリースなので、17年経って同じメンツでアルバムを作っているわけでは、それはそれで凄いことだと思う。
Mark Turner(Ts)、Mikkel Ploug(G)、Sean Carpio(B)、Jeppe Skovbakke(Ds)
演奏曲は、Bent Sorensenの12Nocturnerからの曲(2,4,5,6,8)とCarl Nielsen, Valentin SilvestrovにMikkel Plougのオリジナルを4曲加えた全部で11曲。
1.Stockholm Night Lights
2.Mignon – und die Sonne geht unter
3.Sænk kun dit hoved, du blomst
4.Lacrimosa
5.Und die Sonne geht auf
6.Mitternacht mit Mignon
7.Monet
8.Sigrids Wiegenlied
9.Peace Chant
10.Nocturnal
11.Song Can Tend the Ailing Spirit
ゆったりとした抑揚控えめな曲調が並んでいるのは、タイトルに夜想曲とあるとおり。
曲によってはちょっとだけどアメリカーナな雰囲気も感じられるか。
そんな曲調なので、その分だけ、曲の魅力を聴くより各人の演奏の表現に耳が傾くような場面が多くなる。
そこはかとなく色気を感じさせ、無機一辺倒ではないMark Turnerのサックス
饒舌なほうだと思うが、あまり饒舌には感じさせない必要な音だけを発していて、それが曲の表情と自身の個性と、しっかり表現に繋げている
テーマはMark Turnerに任せ、最初のソロもMark Turnerに任せ、 2番めのソロをMikkel Plougが担う
というパターンが多めか。
そのMikkel PlougのギターはKurt Rosenwinkelの影響は強めに感じられる(おかず少なめなKurt Rosenwinkelといった印象)が、他にも、John ScofieldとかMary Halvorsonとか、いろんなギタリストの影響も少なからずありそう。
ソロでは、興に乗ると高い声で歌い出す。
そしてMark Turnerの後ろでは磐石なバッキングを聴かせる
いずれにしても、いずれ劣らぬエモーショナルな演奏を聴かせてくれるのは間違いない
ベストは、4曲め
"Nocturnes" Mikkel Ploug (https://www.amazon.co.jp/dp/B0B64LPHH6/ )
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