"Your Mother Should Know" Brad Mehldau
Brad Mehldauの新作はソロでの Beatlesカバー集。
前作がプログレ集だったので、ここのところロック系のカバー曲づいているのかもしれないが、過去からアルバムに数曲はそんな曲が入ることが多かった(はずな)ので、その集大成のようなことを進めているのかもしれない。
"Jacob's Ladder" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/488797345.html )
というか、過去からある新しいスタンダードを作り出すムーブメントの一環なのかもしれない。
すでにこれらの曲が新しいスタンダードになっていると考えるほうが自然か..。
Brad Mehldau(P)
演奏曲は、BeatlesにDavid BowieのLife On Mars?が入って全部で11曲。
1.I Am The Walrus
2.Your Mother Should Know
3.I Saw Her Standing There
4.For No One
5.Baby's In Black
6.She Said, She Said
7.Here, There And Everywhere
8.If I Needed Someone
9.Maxwell's Silver Hammer
10.Golden Slumbers
11.Life On Mars?
短調を織り交ぜたアレンジで奏でられる1曲め、左手でのブギウギ調のリズムでノリの良い3曲め、キラキラとした音色でしっとりと歌い上げるように奏でられる7曲め、テンポを落として大仰に奏でられる9曲め。
と、冒頭に書いてある通り、Beatlesを中心とした、ほぼお馴染みの名曲をちょっと目新しい響きで聴かせてくれるのが楽しい。
粒立ちの良いタッチで躍動感のあるサウンドで、随所にメルドー節と言いたい特有のコード使いを交えることで、しっかりと個性を主張する。
ホールでのライブ録音ということで、程よくホールトーンも聞こえ、聴衆が固唾を飲んで聴きいるさまも感じられるくらい
曲によって咳払いが目立つが、聴いてる側も多少の緊張感があるのもわかる気がする
実際のライブでは、Beatles以外の曲も取り上げていたようです。
曲順の構成もライブのほうがよいような話題もネット上では見かけるので、そんな全貌も聴いてみたいような(Boot買うか..。)
ベストは10曲めにはしましょう
"Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles" Brad Mehldau (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BN277L5M/ )
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