"Standards, Vol.2" Dan Arcamone

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Dan Arcamoneのスタンダード集の2作めです。
前作は下記なんですが、Vol.2が配信だけだったようでしばらく見逃しています。
ちょっと前にVol.2が出ていることを教えていただいたのですが、さる理由からそれをしばらく放置(恥)してまして、ようやくしっかり聴く態勢が整ったというところで紹介に至ってます。
続きものでもフィジカルから配信へと鞍替えする事態があるというのが時代を感じさせるところではあります。

メンツは前作から不変のトリオであります。
Dan Arcamone(G)、Panagiotis Andreou(B)、Steve Pruitt(Ds)

演奏曲ですが、クレジットはなくタイトルから検索すると、Rush1, Sting, Novel Core, Radio Head, Sound Garden, Nine Inch Nails, Bjork なんて名前が並ぶらしいが、元曲を知っているのがどれだけあるかというと。。。。という状態です。
1.Tom Sawyer
2.Closer
3.Fields of Gold
4.Sober
5.Paranoid Android
6.Black Hole Sun
7.There, There
8.Roxanne
9.The Perfect Drug
10.Army of Me

しっかりとしたオンビートのキレの良いドラムとエレベ(シンセベースの箇所もある?)のドライブ感のある低音がまず印象的。
テクノポップ?ymoぽさ?をも彷彿とさせる要素を含んだロックなリズムという感じ
ギターがディストーションかけたり、リパーヴかけたり、ハープシコード然としたサウンドを披露したりさまざまな表情を見せながら、程よくアウトしたフレーズなどを駆使しながらのサウンド作り(ロックな印象だがブルース成分は希薄かな?)で、個人的嗜好にびったりあっている感じで聴いていて非常に心地良い。
前述のとおり元曲を知っているのがあまり多くなく、元曲がどう料理されたかを楽しむような状況ではないのはご愛嬌(開き直り)
それでも、エモーショナルさも感じられるし、リズム主導のテンションの高いインストギタートリオとしてだけでも充分に満足度は高い
前作で書いてたような歯切れ悪く終わるような曲がないところも好感触

ベストは10曲めにしましょう。

"Standards, Vol.2" Dan Arcamone (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BS5K8L85 )

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