"Minneapolis 2019" Pat Metheny Side Eye
Pat MethenyのSide-Eyeという名称のプロジェクトのライブ音源。
Side-Eyeという名称は、2019年初頭に、Nate Smithが入ったバンドで来日公演をしています。
"TOKYO 2019"-2 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/469459455.html )
そして、2021年にそのSide-Eyeバンドの正式リリース盤がリリースされました。
"Side-Eye NYC (V1.IV)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484946068.html )
正規盤リリースのタイミングで、Side Eyeプロジェクトの全貌が公開されていて、V1.IVが、Ver.1.4といった意味のようで、ドラムを変えることでバージョンが変化するユニットのプロジェクトで、下記がその全貌とのこと。
V1.I : Pat Metheny, James Francies, Eric Harland
V1.II : Pat Metheny, James Francies, Anwar Marshall
V1.III : Pat Metheny, James Francies, Nate Smith
V1.IV : Pat Metheny, James Francies, Marcus Gilmore
V1.V : Pat Metheny, James Francies, Joe Dyson
ということで、2019年のNate Smithは、この時点でVer.1.3まで進んでいたということのようです。
本作は、この正式リリースと同じVer.1.4のメンバーでの2019年9月のライブです。
Nate SmithとのVer.1.3(4月まで)のあと、1年を経ずにVer.1.4に進化していったということのようです。
ちなみにJoe Dysonに変わるのは2020年8月だったようです。
※正規盤の録音はこの直後だった模様。
メンツは、そういうわけで正式版と同じ以下の3人。
Pat Metheny(G)、James Francies(Kbd)、Marcus Gilmore(Ds)
演奏曲は以下のとおり正規盤と似た布陣で、Pat Metheny Groupの頃からのお馴染みの曲が並ぶ。
Disk1
01.Pat Metheny Intro
02.Pat Intro Band
03.Turnaround
04.So May It Secretly Begin
05.Bright Size Life
06.Always And Forever
07.The Good Life
08.Better Days Ahead
09.Timeline
10.The Red One
11.Message To A Friend
Disk2
01.Pat Speaks
02.It Starts When We Disappear
03.Lodger
04.Zenith Blue
05.Into The Dream
06.Question And Answer
07.Acoustic Medley
食器の音が身近に聞こえるような録音だが、演奏自体も高音もしっかり、低音もだぶつかずに録取れており、ほぼ文句なし。
演奏はおおよそ正規盤のアレンジに近いんだと思う。
Pat Metheny とJames Franciesがフロントを分け合う。
James Franciesの使うオルガン的な音色が、ライルとは明らかに異なるもので、曲が曲なだけに、異なる表情を見せるおもしろさでもあり、同時に違和感でもある。
Marcus Gilmoreの正確無比でありながらグルーヴ感あるドラム。
ときに、もの凄く高速に叩きまくるところが興奮を誘う。
バランスの関係かも知れないが、正規盤よりこっちのほうが、行くときは行くよ感が強くアグレッシブな演奏を繰り広げている印象。
ベストは、Disk1の9曲め
"Minneapolis 2019" Pat Metheny Side Eye
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