"Mashantucket 2021" Pat Metheny Side Eye
Pat MethenyのSide-Eyeという名称のプロジェクトのライブ音源。
Side-Eyeという名称は、2019年初頭に、Nate Smithが入ったバンドで来日公演をしています。
"TOKYO 2019"-2 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/469459455.html )
そして、2021年にそのSide-Eyeバンドの正式リリース盤がリリースされました。
"Side-Eye NYC (V1.IV)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484946068.html )
正規盤リリースのタイミングで、Side Eyeプロジェクトの全貌が公開されていて、V1.IVが、Ver.1.4といった意味のようで、ドラムを変えることでバージョンが変化するユニットのプロジェクトで、下記がその全貌とのこと。
V1.I : Pat Metheny, James Francies, Eric Harland
V1.II : Pat Metheny, James Francies, Anwar Marshall
V1.III : Pat Metheny, James Francies, Nate Smith
V1.IV : Pat Metheny, James Francies, Marcus Gilmore
V1.V : Pat Metheny, James Francies, Joe Dyson
ということで、2019年のNate Smithの時点ですでにVer.1.3まで進んでいたということのようです。
本作は、この正式リリースと同じ年の11月に行われた、すでにその先に進んだJoe DysonとのVer.1.5でのライブ。
ちなみにJoe Dysonに変わるのは2020年8月だったようです。
このあとですが、ドラムはそのままJoe Dysonで、キーボードがJames Francies(~2022年2月)からChris Fishmanに変わって活動は続いているようです。
メンツは以下のとおり。ドラマーが変わってどれだけサウンドが変わるのかが、聴きどころということになる。
Pat Metheny(G)、James Francies(Kbd)、Joe Dyson(Ds)
演奏曲はこれまで同様、Pat Metheny Groupの頃からのお馴染みの曲が多く並ぶ。
Disc 1
1.Turnaround
2.Have You Heard
3.So May It Secretly Begin
4.Bright Size Life
5.Better Days Ahead
6.Timeline
7.Always And Forever
8.Question And Answer
Disc 2
1.Message To A Friend
2.It Starts When We Disappear
3.Trigonometry
4.Into The Dream
5.Zenith Blue
6.Medley(Phase Dance / Minuano (Six-Eight) / As It Is / September Fifteenth / Antonia / The Way Up / This Is Not America / Last Train Home)
1曲めが、Joe Dysonとのデュオ、2曲めはJames Franciesとのデュオ、3曲めから3人での演奏が始まる。
Pat Metheny とJames Franciesがフロントを分け合い、James Franciesがピアノ、オルガン、シンセと多彩な音色で広がりのあるサウンドを作り出す。
Marcus Gilmoreから変わったJoe Dysonのドラムは、曲調に対してちょっとしなやかさに欠けてるような気がしてたり、リズムキープな場面ではシンプルなドラミングがちょっと個人的に気持ちよくノリきれない感じがMarcus Gilmoreと比較して、あるかなぁという気も…。
ただし、ソロでのアグレッシブな演奏はかなりエキサイティングなドラミングを楽しませてくれる。
ベストはd1の4にします
"Mashantucket 2021" Pat Metheny Side Eye
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