"London 2022" Pat Metheny Side Eye

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Pat MethenyのSide-Eyeという名称のプロジェクトのライブ音源。
Side-Eyeという名称は、2019年初頭に、Nate Smithが入ったバンドで来日公演をしています。
そして、2021年にそのSide-Eyeバンドの正式リリース盤がリリースされました。

正規盤リリースのタイミングで、Side Eyeプロジェクトの全貌が公開されていて、V1.IVが、Ver.1.4といった意味のようで、ドラムを変えることでバージョンが変化するユニットのプロジェクトで、下記がその全貌とのこと。
 V1.I : Pat Metheny, James Francies, Eric Harland
 V1.II : Pat Metheny, James Francies, Anwar Marshall
 V1.III : Pat Metheny, James Francies, Nate Smith
 V1.IV : Pat Metheny, James Francies, Marcus Gilmore
 V1.V : Pat Metheny, James Francies, Joe Dyson
ということで、2019年のNate Smithの時点ですでにVer.1.3まで進んでいたということのようです。
本作はさらに進んで、ドラムはそのままJoe Dysonで、キーボードがJames Francies(~2022年2月)からChris Fishmanに変わってからの音源。
たぶん
 V2.V: Pat Metheny, Chris Fishman, Joe Dyson
ということになるんだと思います。

メンツは以下のとおり。キーボードが変わってどれだけサウンドが変わるのかが、聴きどころということになる。
Pat Metheny(G)、Chris Fishman(P,Kbd)、Joe Dyson(Ds)

Disk1
1.Introduction
2.Improvisation (On 42 string Pikasso guitar)
3.So May It Secretly Begin
4.Bright Size Life
5.Better Days Ahead
6.Timeline
7.Always And Forever
8.Jaco
9.When We Were Free
10.Farmer's trust
Disc 2
1.It Starts When We Disappear
2.Phase Dance
3.Drum Solo
4.Medley(Broadway Blues, Turnaround)
5.Zenith Blue
6.Medley(Minuano (Six Eight), As It Is, September15, Omaha Celebration, Antonia, Slip Away, This Is Not America, Last Train Home)
7.Are You Going With Me ?
8.Make Peace
9.Song For Bilbao
10.And I Love Her

Chris Fishmanのキーボードは、電子音が比較的少なめで、生ピをしっかり起用しているところが特徴的で、そこがJames Franciesとの大きな違いでもある。
とくに旧曲では、ピアノキーボードの使い方がPat Metheny Groupのサウンドに近い雰囲気が感じられて違和感は少なめか(逆説的には目新しさが減)。
とはいえこれくらいが、違和感と目新しさの塩梅が良い気もしている
ドラマーは不変のJoe Dysonだが、あくまで個人的な感想としてではあるが、なんか強い打音が強すぎて、その分メリハリが効き過ぎている感じが、Pat Methenyの曲にはそぐわない気もするのだが。
相変わらずPat Methenyは出すっぱりでギターを弾きまくっている
年齢を考えると恐ろしいことだと思う。
しかしこのブートは寝息のような、鼻息が耳につく箇所があるのだが、これを録音しながら寝ていたのか⁈

ベストはd1の6曲め

"London 2022" Pat Metheny Side Eye

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