永武幹子ソロ 独壇場 (20230522)
永武幹子のソロを堪能してきました。
過去の記事は以下の通りですべて独壇場での演奏でした。
この日、独壇場があるのは知っていたが予約は入れておらず、普通に家に帰って晩御飯を食べてから、突如行こうと決意して家を出たのが、20時の20分前くらい。(これで間に合うのが贅沢だと毎回思う)
ピアノの位置はいつも同様左側に引っ張り出してあって上蓋も少し開けてある。
定刻を5分も過ぎたところで演奏開始。冒頭、なにも語らずに左手の低音を強めに弾くイントロから1曲演奏。
その後、2~3曲ごとに曲名紹介を入れながら演奏を進めていく。
演奏したのは、スタンダード、Duke Ellington, ブラジルものを2曲、オリジナル、Jaki Byardなどなど
今回聴いていて感じたのが高い音をほぼ使用せず、鍵盤の左2/3をおもに使用しながら演奏を作っていっているところと、指がものすごい速さで動きまわる速いフレーズをタッチもしっかり弾きこなしているところ。
曲のエンディングをあまり引っ張らず、さらっと終わらせていたのも今回特徴的だったかも。
興が乗ると、頭を振り、足をばたつかせ、ときに声も発すると、これは過去にもあったと思う。
アンコールでは、これまでの永武サウンドと言いたいような、高音も使いグリッサンドも披露する演奏だったが、本編は過去にもあまり聴いたことがないくらいに中音域を存分に響かせ低音を利かせた演奏で、これが非常に心地良くも格好良くてかなり惹かれた。
終演後、ちょっと雑談をさせてもらい、23時頃に辞してきました。
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