"Kursaal Bern 1986" Chick Corea Elektric Band
Chick Corea Elektric Bandのデビュー当時のBootlegを購入したのでその紹介。
個人的には、BootlegのCDを入手していますが、同じ音源はyoutubeで見ることができます(https://www.youtube.com/watch?v=mwMNkJqTUwU&t=748s )
CCEBは、再結成の"To The Stars" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0007OE2OO )が2004年頃のリリースなので、このblogを開始した時にはすでに活動を停止しています。
過去に、この頃のBootlegについてさらっと書いた記事がありました。
CCEBというと、アルバムとしては最初の盤(https://www.amazon.co.jp/dp/B0000001PW/ )のインパクトが強烈だったという印象ですが、メンツは2枚めからのサックスの入った下記5人という印象で、このメンツでの活動が長かったので当然でしょう。
Chick Corea(Kbd)、Eric Marienthal(Sax)、Frank Gambale(G)、John Patitucci(B)、Dave Weckl(Ds)
ということで、本作のメンツは最初期のためサックスはおらずギターはScott Hendersonでした。
Chick Corea(Kbd)、John Patitucci(B)、Dave Weckl(Ds)、Scott Henderson(G)
演奏曲は1枚めのアルバムから5曲+1曲という構成。
1. King Cockroach
2. India Town
3. Got A Match
4. Silver Temple
5. Yes My Dear
6. No Zone
演奏は完璧で、当時の正規盤のイメージに違わない演奏。
Chick Coreaのテーマもソロもバッキングもツボを抑えたと言いたい、ここでこの音がベストとしか言いようのない見事なフレーズを並べた演奏
John Patitucciのベースもこれでもかという高速フレーズを駆使したソロをかましてくる
個人的にエレベの高音での速いフレーズは苦手なほうなのだがこの人の演奏はあまりそういう感情を抱かずに聴ける
そしてそれに一切負けない音数多くしなやかでアグレッシブなところがDave Wecklのドラミングの見事さ素晴らしさだと思う
この当時まだまだ若いから尚更に凄さ爆裂な感じがする
初期にしか在籍していなかったScott Hendersonもキレよくエモーショナルなギター。
速いフレーズのテーマをユニゾンで完璧に演奏し、さらにキメもしっかりと決めてくる。
いずれもかなりな難易度の難曲ばかりだと思うがそのすべてで違和感を一切感じさせない。
この後すぐに音楽性の違いから脱退してしまうが、このまま続いていたらどうなっていたか..。
程よくホールトーンが乗っかって厳かな感じがちょい増ししているのもこのライブの面白さを高めている一因な気がしている。
途中、スペイン語(たぶん)のアナウンスが入ることで放送音源であることがわかる。
確か同じライブの映像も同梱されてたはず
ベストは、1曲めになるんでしょう
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