"Life & Fire" Omer Klein

Omer Kleinのリーダー作を買うのは、デビュー作以来でした。

　"Introducing Omer Klein" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53868097.html )

このあと7～8枚程度はリーダー作が出ていたようですがいずれも縁はありませんでした。

で、あらためてなんで本作は購入に至ったかを考えてみたのですが、たぶんジャケの何だか自身ありげな立ち姿が格好良かったってのがそうだったんじゃないかと..。

メンツは下記で、いずれもイスラエル人によるピアノトリオ。

Haggai Cohen-Miloは、Eran Har Evenのアルバム "World Citizen" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474772949.html ) に入ってた人。

Amir Breslerは、Nitai Hershkovitsの入ったユニット Time Grove のメンバーで、アルバムは"More Than One Thing" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64661863.html ) がリリースされている。

Omer Klein(P)、Haggai Cohen-Milo(B)、Amir Bresler(Ds)

演奏曲はすべて Omer Klein のオリジナルで全部で9曲。

1.The Ravens

2.Song #2

3.3/4 Mantra

4.Tzuri

5.Cantando

6.One Step at a Time

7.Niggun

8.Spilt Milk

9.Malchut

そこはかとなくラテン系を感じさせる曲を含むが、そうでなくても明るめの曲調のノリの良いサウンドが大半を占める。

そんな曲調に合わせた美麗系でありながら明度強めの表情豊かなピアノが清々しいのが第一印象。

ベースのHaggai Cohen-Miloは、ツンツンと粒たちの良い音色を駆使したメロディアスな演奏をするタイプ。

ドラムのAmir Breslerは、ラテン調にありがちな軽いノリのあ演奏という感じではなく、それでいて必要以上に煽らないドラミングは、程良い熱気をもたらしていて、このドラムあってのこのトリオなんでしょう

4曲めはちょっと中東なフレーズを織り込んだ演奏だが、アルバム全体としてはほとんど中東色は気にならない程度

全体として、くど過ぎずあっさりし過ぎない良い塩梅のジャズに仕上がっている。

ベストは8曲めにしましょう

"Life & Fire" Omer Klein (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BP9WPGV1/ )