"Pond Life" Will Bernard

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Will Bernardのリーダー作を聴くのはこれが3作め。
過去に聴いた記録は以下のとおりで、2021年の前作も聴いていますが、その前は2009年で間に4作品あることは、彼のhpのdiscography(https://willbernard.com/discography/ )でわかります。
この作品は2022年作で聴かせてもらってます。

メンツですが、ギタートリオにオルガンとサックスを加えたQuintet編成で、Tim Berne, John Medeskiの参加が特筆事項。
過去作のメンツを上記discographyから眺めてみると、オルガン奏者を起用している頻度が高く、Will Bernardがかなりのオルガン好きであることがうかがえる。
Will Bernard(G)、Chris Lightcap(B)、Ches Smith(Ds)、Tim Berne(As)、John Medeski(P,Org)

演奏曲は、すべてWill Bernardのオリジナルで全部で10曲。
1.Poor Man's Speedball
2.Type A
3.Surds
4.Still Drinkin'?
5.Pond Life
6.Four is More
7.Moving Target
8.That Day
9.Motooz
10.Lake of Greater Remnants

John Medeskiがそもそもクセのあるミュージシャンだと思いますが、さらにそこにTim Berneが入ることでかなりドロリとした感触のサウンドが主体となっている印象。
ただし、曲によってサックスとかピアノとかが出てこない(目立たない?)ものもあるが..。
Ches Smithのロックなビートからフリーなビートまで、表現の幅の広いドラミングが演奏をかなり煽りつつ盛り立てていて、過去に聴いている 2作品もジャムハンド系と言えるものだったが、ここでの演奏も、ビート感はしっかりしているので、かなりフリー濃度は高めではあるがジャムバンド系とは言えるんでしょう。
Ches Smithの航跡はでかいと思う。
主役のWill Bernardのギターは、アコギ、エレギ、さらにエフェクトと様々な音色を駆使しつつ相当攻めた演奏をしているが、それに輪をかけたようにJohn Medeskiがオルガンビャー、ピアノピロンとアヴァンギャルドにフリーキーにブっ飛んだ演奏をしていて、なんだかんだでこれが相当印象的で、かなり引き込まれるサウンドになっている。

ベストは4曲めでしょうか。

"Pond Life" Will Bernard (https://www.amazon.co.jp/dp/B09YGCD3QY )

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